道内のIT企業などで構成する北海道IT推進協会(入澤拓也会長)は、「北海道ITレポート2019」を発表した。18年度の道内IT産業の売上高は4586億円となり、前年度比4・4%増。6年連続で4000億円台を維持し、過去最高を更新した。19年度の売上高も4738億円と18年度を上回る見込みとなっている。
道内のIT企業875社を対象に昨年秋に調査を実施。201社から回答を得た(回答率23%)。
18年度の業績については、65・5%が「増収」と回答。「減収」企業(22・3%)を上回った。増収企業の売り上げに関する要因(複数回答)では、「道内受注量の増加」(61・2%)と「新規顧客の開拓」(37・2%)が上位。逆に減収企業の要因では、「道内受注量の減少」(54・5%)が最も多く、これに「首都圏受注量の減少」(22・7%)、「人手不足」(20・5%)が続いている。
経営課題(複数回答)については、道内に本社がある企業は(1)人材の確保・育成(63・9%)(2)営業力の強化(54・4%)(3)技術力の強化(46・2%)―の順。道外に本社がある企業も「人材の確保・育成」が69・2%と最多だった。
働き方改革(複数回答)では、道内本社企業は「時間単位の有給休暇」(33・1%)、道外本社企業は「多様な労働時間制度の導入(短時間勤務制度など)」(63・2%)に最も多く取り組んでいる。
今後、力を入れたい分野(複数回答)では、「AI」が道内本社(53・4%)、道外本社(64・9%)ともトップ。道内本社では、これに「IoT」(38・5%)、「クラウド」(28・4%)と続いている。
海外企業との連携については、道内本社企業の7割強が「考えていない」と回答し、「現在連携中」と「今後連携予定」を合わせて約2割に。連携先の国・地域は、ベトナム(52・1%)が最多。以下、中国(33・3%)、タイ(18・8%)、マレーシア(14・6%)の順となっている。
■道内IT産業の売上高の推移
年度 総売上高
2013 4093億円
14 4117億円
15 4213億円
16 4306億円
17 4391億円
18 4586億円
19 4738億円
(見込み)
















