女子1500で森野5位入賞、男子1500鮫川は18位―インターハイ・スピードスケート

男子1500メートルで力走する鮫川=25日、明治北海道十勝オーバル

 続開中の全国高校総体第69回全国高等学校スケート選手権大会は25、26の両日、帯広市の明治北海道十勝オーバルで男子10000メートル、男女各1500メートル、男女の2000メートルリレー、チームパシュート(団体追い抜き)が行われた。駒大苫小牧は、女子1500メートルで森野こころが2分5秒13で5位入賞した。男子1500メートルでは鮫川友希が1分58秒14で18位だった。また女子2000メートルリレーは4位、チームパシュートは9位と健闘した。学校対抗の総合順位では女子の駒大苫小牧が5位となった。

 3日目と最終日の結果は次の通り。
 【男子】
 ▽10000メートル (1)蟻戸一永(白樺学園)13分39秒44(2)松本(長野諏訪実業)(3)山田(池田)▽1500メートル (1)野々村太陽(白樺学園)1分49秒29(2)三井(長野都市大学塩尻)(3)佐藤(山梨北杜)(18)鮫川(駒大苫小牧)1分58秒14(34)山本(同)2分5秒98▽2000メートルリレー (1)池田(竹澤直輝、長﨑向泰、石岡良介、山田和哉)2分25秒69(2)長野岡谷南(3)群馬嬬恋▽チームパシュート(団体追い抜き) (1)白樺学園(野々村太陽、蟻戸一永、谷垣優斗)3分52秒67(2)山形中央(3)帯広三条

 【女子】
 ▽1500メートル (1)堀川桃香(白樺学園)2分2秒01(2)福岡(長野東海大諏訪)(3)小坂(山形中央)(5)森野(駒大苫小牧)2分5秒13(36)尾谷(同)2分17秒85▽2000メートルリレー (1)山形中央(古川幸希、高橋侑花、真野美咲、小坂凛)2分43秒46(2)帯広三条(3)池田(4)駒大苫小牧(清水、小村、居城、鮫川)2分48秒48▽チームパシュート(団体追い抜き) (1)山形中央(小坂凛、福田琴音、真野美咲)3分12秒89(2)長野東海大諏訪(3)池田(9)駒大苫小牧(鮫川 千晴、森野、船崎)3分28秒75

ー森野、連日の入賞
 前日(24日)の女子3000メートル入賞の勢いそのままに、森野が25日の1500メートルでも輝きを放った。最初の300メートルを「初めて27秒台に乗せられた」とスタートダッシュに成功すると、アナウンスされる周回タイムに驚きながらゴール。自己ベストを4秒22更新し、5位の座を勝ち取った。
 「とにかくびっくりしました」と連日の入賞劇に目を丸くする。中学時代は苦手意識の強かった1500メートル。高校生になり、より質の高い練習などで体力、技術力が向上すると、得意の3000メートルと同様に記録がぐんぐん伸びた。今では「短く感じる」ほど自信を持ってレースに挑むことができている。
 ただ「まだ最初のラップタイムは上げられる」と今後はさらに序盤から攻めの滑りをしていく構え。見据える2月の全国選抜大会で、2種目表彰台も現実味を帯びてきた。名門駒苫のニューヒロインの活躍に期待が高まる。

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