2019年度第59回北海道高校ハンドボール新人戦兼第43回全国高校ハンドボール選抜大会北海道予選会が28日、札幌市内の会場で始まった。男子の苫小牧工業は1回戦で札幌静修に敗れ、初戦で姿を消した。
男女それぞれ14チームが参加し、トーナメント戦を展開している。苫工は室蘭支部予選で優勝し、全道大会の切符を手にした。同支部からは室蘭工業も出場している。
苫工は1回戦で札幌静修と対戦。21―28で惜しくも敗れ、1回戦で敗退した。
大会は北海道ハンドボール協会と道高校体育連盟が主催し、道教育委員会や道スポーツ協会などが後援した。男女の決勝は30日に行われる。男女それぞれ優勝チームが、3月に埼玉県などで開かれる全国大会の切符を手にする。
▽1回戦
札幌静修28―21苫小牧工業
―7点差、悔しい敗戦「守備と得点力に課題」
7点差で惜しくも敗れた苫工。直近の練習試合でも7点差で負けていた相手。小田健介監督は「練習試合を受けて対策したが、相手チームはさらに上のパフォーマンスを見せた」と悔しさをにじませた。
前半を3点差で折り返した。オフェンスではチームの連係が奏功し、失点をしても取り返す一進一退の攻防を展開。ディフェンスでも強いプレッシャーが効果的に機能した。主将の熊谷充将(2年)は「前半の内容でいけば後半は逆転できると思っていた」と振り返った。
苫工のディフェンスはサイドからシュートを打たせるシステム。思惑通りだったが、止め切ることができなかった。GKの髙橋良太(2年)は「止められず、速攻につなげられなかった」と肩を落とした。小田監督も「相手のシュート力はすさまじかった」と力の差を認めた。
今年の高体連でリベンジを目指す。小田監督は「アグレッシブなディフェンスと得点力を高めていきたい。1試合でも多く勝ち進めるように強いチームを作り上げる」と力強く語った。

















