おいしいよ げんげ汁とカジカ春巻きー苫漁協女性部スケートまつりに初出店

見た目はグロテスクだが美味なげんげ

 苫小牧漁業協同組合女性部(山口加津子部長)は2月2日、苫小牧の前浜で水揚げされる「マイナー魚」の消費拡大につなげようと、とまこまいスケートまつりのメイン会場(苫小牧市若草町)の中央公園に初出店する。深海魚ゲンゲの汁物やカジカの新作春巻き「カジロール」などを販売。山口部長(69)は「市場にあまり流通していなくてもおいしい魚はたくさんある」とアピールしている。

 女性部はこれまでも、ホッキまつりやとまこまい港まつり、アートフェスティバルなど市内のさまざまなイベントに出店。創作料理の販売を通して前浜の海産物をPRしてきた。

 近年はカジカの周知に力を入れ、フライをパテ代わりにしたハンバーガーや空揚げなどを開発。今回はゲンゲを使った料理を考案し、スケートまつりに初出店することにした。

 ゲンゲは冬の味覚スケトウダラの刺し網漁に混獲されるケースが多いが、タラ1トンにつき、ゲンゲは数十キロ入るかどうか。市場でもなじみが薄く、見た目もグロテスクなため多くは廃棄処分されるというが脂乗りしながらもさっぱりした味わい。プルプルとした高級魚のような食感があり、煮物や天ぷらなど用途は幅広いという。

 スケートまつりでは鍋で「げんげ汁」を作り、1杯300円で売る。ゲンゲのぶつ切りに片栗粉をまぶし、しょう油ベースの汁に入れる。くせがなくて食べやすく、コラーゲンたっぷり。出汁もしっかり出る。安全、安心でおいしい前浜の魚を知ってもらう機会にしたい考えだ。

 副部長の鳥越康子さん(46)、山下真紀子さん(62)が中心になって料理を創作しており、今回はカジカの新商品・春巻き「カジロール」も2本300円で販売。カジカをゆでてほぐし、オリーブオイルやニンニク、塩で下味を付けて、チーズやピーマンを混ぜて具材に。当日は揚げたてを提供する。

 今回の販売に向けて漬けだれやマヨネーズ味など数種類を試行錯誤した。2人は「カジカは淡泊な実。素材を生かしながら、どう料理したらおいしいか、もっと食べてもらえるかを考えた」と自信たっぷり。今後も同部主催の料理教室やイベント出店などを通して、創作料理の提供を進めたい考えで「生魚から調理するので大変だけど、たくさんの人に食べてもらえれば」と話す。

 2日のみの出店で、午前10時から。どちらも300食限定で販売する。

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