苫小牧スピードスケート連合少年団に所属する高橋尚斗(ウトナイ中1年)は、2月1日から4日まで長野市で開かれる「全国中学校スケート大会」に初出場する。高橋は「もっと速い人たちがたくさんいる。その中で自分のベストを発揮できるように頑張りたい」と奮闘を誓っている。
高橋は1月11~13日に釧路市で開かれた「北海道中学校スケート大会」の1500メートルで予選14位、3000メートルで予選9位とし、予選24位までの全国大会出場権を獲得。決勝でも力を見せつけ、1500メートルは2分12秒36で7位、3000メートルは4分43秒16で18位の結果を残した。
スケーティング技術に秀でているという。小学生時代にも市内大会はもちろん、全道規模の大会でも成果を残している。中学進学後は長所に磨きを掛けており、期待通り1年生で大舞台への切符を手に入れた。
全国中学の出場を前に、高橋は目黒ひとみコーチ、引率者の秋田知宏教諭と共にこのほど、苫小牧市役所を訪れた。岩倉博文市長に大舞台に向けての意気込みを語り、「緊張すると思うけれどベストを尽くしてほしい」と力強い激励を受けた。
高橋は、大一番に向けて市内のハイランドスポーツセンター屋外リンクの練習ではフォームの調整などを行っており、万全の態勢で挑む構え。昨季の全国中学では東胆振・日高勢で浦河荻伏中の鮫川友希(現・駒大苫小牧高1年)が出場しており、500メートルで4位、1000メートルでも5位と力を発揮した。コーチ陣は鮫川の水準を目標の目安に挙げ「伸びしろがあるし、化ける可能性はある」と高橋の躍進に太鼓判を押す。1年生で苫小牧勢での上位進出が期待される。
高橋は「いつも通りの気持ちで練習に臨めているので、実感として良い状態は保っている。速い人たちに惑わされないように自分の滑りを見せたい」と決意。目黒コーチは「状態はいいし、力を発揮してくれれば上位にいく力を持っている。大きい大会では独特の雰囲気もあってのまれやすくなるだけに、平常心を保って自信を持って臨んでほしい」と願った。




















