失敗恐れず力出し切る 男子バスケ ナショナル育成センターU14トライアウト合格 苫小牧青翔中 山岸竜輔

失敗恐れず力出し切る 男子バスケ ナショナル育成センターU14トライアウト合格 苫小牧青翔中 山岸竜輔
ナショナル育成センターのキャンプに参加する山岸

 苫小牧青翔中学校男子バスケットボール部の山岸竜輔が2019年度ナショナル育成センターU14トライアウト(1月11、12両日、東京)に合格し、今月22日から都内で行われる第1回キャンプに参加する。山岸は「失敗を恐れずに自分の力を出し切りたい」と意気込みを語った。

 日本バスケットボール協会主催の育成センターは、選手育成を目的にU13~15の各カテゴリーでキャンプを展開している。各カテゴリーで参加者を選考するトライアウトを実施。U14では計64人が参加し、30人が合格した。

 トライアウトではスリーポイントシュートや1対1のスキルを審査。ゲーム形式も取り入れ、試合中のコミュニケーション力も審査基準となっている。

 山岸は昨年のU13のトライアウトにも合格し、キャンプ参加者に名を連ねた。年代が繰り上がり、昨年より体格が大きな選手が増えたことはもちろん、「シュート力などのスキルも上げてきた選手が多かった」。

 身長180センチ超の山岸だが、育成センターでは突出する高さではない。ポジションではフォワードかガードの役割が求められるため、得意のスリーポイントやゴール下でのリバウンドに加え、自分でドリブルして切り込むドライブも決め、オールラウンドな能力をアピールした。

 山岸は「自分より大きい選手が多い中でブロックも決めることができた。声も出せていたのでキャンプでも積極的な声掛けをしていきたい」と手応えを語った。小学生時代に父との練習で培ったシュート力も武器といい、「今になってその成果が実感できているので、キャンプでも正確なシュートを打ちたい」と語った。

 青翔中の佐々木勤ヘッドコーチは「キャンプではビッグマンではなくなるが、ガードとしても活躍できるような練習を積んでいるので、その力を思う存分発揮してほしい」と期待する。

 プレッシャーの強いディフェンスへの対応は課題だ。トライアウトでもシュートを外す場面があったと山岸は語り、「ディフェンスを想定したシュート練習に力を入れたい」と修正に臨む。

 U14のキャンプは全3回。2回目は20人に絞られ、3回目はさらに5人少ない15人となる。山岸は「最後の15人に残れるように自信を持ってプレーしたい」と力を込めた。

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