水道インフラの重要性学ぶ とまこまい水サミット

水道インフラの重要性学ぶ  とまこまい水サミット
若者が水について考えたとまこまい水サミット。市職員(右)が上下水道事業を説明した

 暮らしに欠かせない水について考える「とまこまい水サミット」が1日、苫小牧市まちなか交流センター・ココトマで初めて開かれ、市内や登別市の中学生以上の生徒や学生約30人が参加し、活発に意見を交わした。水道事業は配管の老朽化や人口減少による収益減で運営環境が厳しくなるなど全国の自治体で課題を抱える。参加者たちはグループワークなどを楽しみながらインフラの重要性を学んだ。

 同サミットは、学生を中心に組織したTHINK実行委員会が主催。苫小牧市上下水道部の職員が市内の現状を説明したほか、市内在住の外国人との交流や利き水コンテスト、グループワークを実施。市職員によるクイズでは、浄水場数やマンホール数などが出題され、グループごとに解答。正解するたびに盛り上がった。

 市職員によると、苫小牧の水道水は樽前山の伏流水から取水。水源の幌内川上流は環境省の公共用水域の水質測定結果で、2016~18年度の3年連続の最高ランク。品質の高さを踏まえ、市は15年から水道水入りペットボトル「とまチョップ水」(税込み100円)を販売し、現在は65店舗が取り扱う。19年にはモンドセレクションで金賞も受賞した。

 一方で課題も抱える。市内の水道管は総延長が約1200キロ。設置後40年を経過した老朽管は264キロに上り、下水管も設置後50年以上経過した管が約70キロある。水質に影響はないが、地震などで漏水が起きる恐れもあるため更新が必要。市は毎年予算を組み、交換工事を進めている。

 また、水道と下水道の事業会計は現在黒字だが、人口減が長く続くと赤字になる可能性もある。担当者は今回のサミットで理解が進んだことを歓迎しており、今後も市民への発信と上下水道設備の安定稼働に向けたメンテナンスを進めるとしている。

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