苫東フォトコングランプリ 「月光にゴジラ映える」 陶さん、249作品の頂点 

グランプリの「月光にゴジラ映える」

 株式会社苫東(辻泰弘社長)は5日、第20回苫東インダストリアルパークフォトコンテストの授賞式を苫小牧市内のホテルで行った。今年は市内外47人から作品249点の応募があり、グランプリに同市明野新町の陶隆俊さん(70)の「月光にゴジラ映える」を選出。月明かりに浮かび上がる北海道電力苫東厚真発電所の石炭灰を積み出す施設を捉えた作品で、陶さんは初のグランプリ受賞に驚きながらも「うれしい」と喜んだ。

 陶さんは自然散策が趣味。ただ歩いていてもつまらないと、4~5年ほど前からカメラを携えて歩くように。たまたま同コンテストのポスターを見たことがきっかけとなり、応募するようになったという。特に苫東エリアがお気に入りで、ほぼ毎日4~5時間は散策。普段の被写体は鳥や植物が多く、珍しい天文ショーなども撮影する。

 受賞作は、十五夜で「中秋の名月」の9月17日、午後7時すぎに撮影した。たまたま作業していた船舶のライトや月明かりで施設が照らされ、「見た瞬間、ゴジラに見えた」と振り返る。「苫東地域は被写体の宝庫」と指摘し、「作品の8割は苫東地域で撮影。まさにホームグラウンド」と話している。

 同フォトコンは、雄大な自然と多様な立地企業を有する苫東地域の魅力を発信しようと、2005年から続けており今年で20回目の節目。プロ、アマチュア問わず誰でも参加でき、今回は第20回記念賞も設けた。

 授賞式で苫東の辻社長は「ゴジラは復興・復活の象徴。石炭火力発電所はCO2(二酸化炭素)が出ると批判されるが、苫東厚真発電所はアンモニア混焼に取り組んでおり、脱炭素は苫小牧で大きな動きになりつつある。20回の節目にふさわしいグランプリ作品」とたたえた。

 グランプリ以外の主な受賞作品は次の通り(敬称略)。

 ▽第20回記念賞 松下周司(厚真町)「日没」▽GX賞 三戸部悦郎(苫小牧市)「建設の槌音」▽金賞 青木誠(千歳市)「孤高の牡鹿」▽銀賞 佐々木歩(苫小牧市)「大地の上に」

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