24年ぶり出場目指す 日本代表に王子から8人 あす北京冬季五輪3次予選開幕- 男子IH

24年ぶり出場目指す 日本代表に王子から8人 あす北京冬季五輪3次予選開幕- 男子IH
24年ぶりの五輪出場に向けて躍進が期待される男子日本代表(昨年のユーロチャレンジ出場時)=提供

 男子アイスホッケーの2022北京冬季五輪男子アイスホッケー3次予選は6日、スロベニアのイエセニツェで開幕する。1998年の長野冬季五輪以来、24年ぶりの五輪出場を目指す日本代表(世界ランキング23位)も出場。関門突破を果たせるか注目されている。

 3次予選は世界ランク18~26位の9カ国と2次予選を突破した3カ国を加えた12カ国が出場し、各地で3組のリーグ戦を行う。各組の1位が同9~17位のチームと競う最終予選(8月)に駒を進める。

 日本はクロアチア(世界ランク29位)、リトアニア(同24位)、スロベニア(同18位)とグループGでしのぎを削る。

 日本代表は、アジアリーグで活躍する選手たちを軸にした23人。王子イーグルスからはGK成澤優太、DF山田虎太朗、橋本僚、FW高橋聖二、高木健太、中島彰吾、大澤勇斗、越後智哉の8人がメンバーに入った。

 今季の代表は「ユーロアイスホッケーチャレンジ」(昨年11~12月)に参加し、近年あまりなかった欧州の強豪チームとの対戦を重ねた。接戦に持ち込んで勝利を収める試合もあったが、岩本裕司監督は予選対戦国との試合をにらんで「パスの速さなどにも対応できないと」と指摘する。欧州選手の力強く正確なパスとリーチの長さを生かしたスティックワークに翻弄(ほんろう)される課題も残るが、守りの徹底と、相手に攻撃チャンスを与えない判断と組織的対応もカギを握りそうだ。

 先月末からは3次予選の会場となるイエセニツェ近郊で合宿。大一番を控え最終調整を行い、悲願の五輪出場に向けて態勢を整えた。

 今回メンバーの中で主将を務めるDF山田虎太朗は出発前に「チームでやっているときとは違う緊張感はあるが、思ったように調整はできている。女子アイスホッケーが盛り上がっているので、男子も底力を見せたい」と意気込みを語った。

 日本代表メンバーと大会日程は別表の通り。

日本の北京冬季五輪3次予選試合日程
   試合開始      対戦国
6日 午後11時30分  クロアチア
7日 午後11時30分  リトアニア
10日午前3時      スロベニア
※すべて日本時間。現地との時差は8時間。

日本代表メンバー
監 督 岩本裕司
  背番号  名 前    所   属
GK 1   成澤優太  王子イーグルス
   29  福藤豊   栃木日光アイスバックス
   30  古川駿   東北フリーブレイズ
DF 2   河合龍一  東北フリーブレイズ
   4   蓑島圭悟  ひがし北海道クレインズ
   6   山田虎太朗 王子イーグルス
   7   橋本僚   王子イーグルス
   12  佐藤大翔  栃木日光アイスバックス
   20  大津夕聖  栃木日光アイスバックス
   22  梁取慎也  ひがし北海道クレインズ 
FW 8   高橋聖二  王子イーグルス
   9   高木健太  王子イーグルス
   11  大津晃介  ひがし北海道クレインズ
   13  寺尾裕道  栃木日光アイスバックス
   15  入倉大雅  ひがし北海道クレインズ
   17  池田一騎  ひがし北海道クレインズ
   18  古橋真来  栃木日光アイスバックス
   19  中島彰吾  王子イーグルス
   24  大澤勇斗  王子イーグルス
   25  越後智哉  王子イーグルス
   26  平野裕志朗 ネイラーズ(米国)
   27  上野拓紀  ひがし北海道クレインズ
   28  佐藤航平  ニューハンプシャー大(米国)

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