苫小牧市社会福祉協議会のボランティアセンターはこのほど、防災ボランティア講座を市内2施設で開いた。災害発生時に住民と災害ボランティアセンターをつなぐ防災ボランティアの確保に向けた初めての取り組み。日ごろの備えや住民相互の支え合いの大切さを学んだ。
市社協は、災害発生時に地域の被害状況や被災者の求める支援を把握して災害ボランティアセンターに情報を提供する防災ボランティアの登録事業を展開中。講座はより多くの担い手を確保するため、2日間にわたり特別養護老人ホーム沼ノ端はくちょう苑(北栄町)とのぞみコミュニティセンター(のぞみ町)で開催。計36人が参加した。
沼ノ端はくちょう苑での講座には、16人が参加。市社協職員が2018年9月の胆振東部地震で厚真、安平、むかわの3町に設置された災害ボランティアセンターで行った支援について解説。「避難所にペットの大型犬を連れていくか?」などの設問に参加者が瞬時に答えるクロスロードという活動に取り組んだ。
また、胆振東部地震後、むかわ町の災害ボランティアセンターで活動した市民が体験を発表。町民宅を訪問した際、町外から来たボランティアに警戒してか支援を断った人が、同行していた地元の高校生を見つけると態度を一変させ「実は困っていたことがある」と訴えた事例を紹介。「災害時のボランティア活動は、がれきの撤去といった力仕事だけではない。住民同士の支え合いもとても大切」と話した。
















