鈴木直道知事は7日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症に伴う道内観光への影響調査結果を発表した。中国からの団体旅行などの禁止が3月末まで続いた場合は、来道者が約9万人減少し、観光消費額は「少なくとも200億円以上減少する」と試算。さらに回答があった約350カ所の宿泊施設のキャンセルは、3月末までの予約分を含め14万7000人泊に上ることを明らかにした。知事は「こうした影響をできる限り抑えていくため、時機を見極め、効果的な対策を行っていく」との姿勢を示した。
昨年2~3月の中国人来道者数は約20万人。うち渡航禁止の対象となる団体ツアーと個人旅行パッケージを合わせると全体の約45%を占め、約9万人が減少すると試算。中国人の1人1旅行当たりの観光消費額は約22万5000円とはじき、200億円以上の観光消費額が減少するとした。
さらに知事は「中国からの個人旅行や中国以外の国・地域からの観光客も減少。風評や自粛ムードで国内旅行も減少傾向にあるという声も事業者から寄せられている」と説明。新型肺炎の影響が拡大、長期化する懸念を示した。
また、1月14~31日の観光施設のキャンセル状況(3月末までの予約分を含む)も発表。回答があった350カ所の宿泊施設の1施設平均は420人泊となり、観光貸し切りバス(40事業者)のキャンセル台数は約1万7000台に上る。遊覧船(6事業者)のキャンセル人数は約1万1000人となり、有料観光施設(39施設)のキャンセルは約4万5000人に上った。知事は「実際のキャンセル数はこの数字以上に多いことが想定され、今も増え続けている」と指摘した。
この他、知事は7日付で、新型コロナウイルス感染症が疑われる人に適切に対応するため、全ての2次医療圏ごとに「帰国者・接触者外来」を整備するとともに、相談者と医療機関をつなぐ「帰国者・接触者相談センター」を各地の保健所と道庁の計31カ所に開設したと発表した。
















