「安平町の今」発信 23日札幌市かでる2・7で 復興ボラセンなどが報告会

「安平町の今」発信 23日札幌市かでる2・7で 復興ボラセンなどが報告会
支援への感謝と安平町の今を伝えたいと企画する報告会の開催をPR

 胆振東部地震で被災した安平町の復興を支援する有志団体「一般社団法人安平町復興ボランティアセンター」と、町災害ボランティアセンターは23日午後1時30分から、札幌市中央区のかでる2・7で「安平町災害復旧復興報告会」を開催する。2018年9月6日に発生した地震で被災した地域が復旧、復興、その先の未来につなげるために取り組んできた震災以降の歩みと「安平町の今」を伝え、ボランティアでお世話になった人たちへ感謝の気持ちを届ける機会にする。

 町は一昨年の胆振東部地震で自宅や店舗など建物損壊をはじめとする大きな被害を受けた。その際、全国各地から約4000人ものボランティアが駆け付けて支援。こうした背景を受け、これまで町外の人たちに町内へ来てもらうイベントを中心に行ってきた。今回は「遠くてなかなか足を運べない」「気になっているので様子や状況を知りたい」という声から「一人でも多くの方にお礼と報告をしたい」と考え、札幌まで足を延ばしての開催を企画した。

 報告会では町の被害状況から復旧の進捗(しんちょく)の様子、学校などが被災したため中学生に学習環境を無償で提供した「あびら未来塾」に通い、高校進学した生徒たちや町民を元気付けようと「8000人の笑顔プロジェクト」をやり遂げた当時の早来小学校6年生たちの今などを報告する。

 また、会場に集まったボランティアのメンバー同士が再会する場にし、当時を振り返りながら今後の復旧、復興につなげるための交流会も予定している。

 報告会に関する問い合わせは、町復興ボランティアセンター 携帯電話070(3139)0374。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る