苫小牧骨髄バンク推進会(矢嶋翼会長)が血液のがん「白血病」などの血液疾患患者を救おうと、骨髄液の提供者(ドナー)の登録拡大に力を入れている。苫小牧市内外で開催している登録会は今年度、過去最多の70回程度に上る見通し。献血運動との連動などにより、年間約200人のドナー登録者を確保。競泳の池江瑠花子(りかこ)選手(19)の白血病公表後、活動への関心も高まっており、さらなる支援の輪の広がりに期待している。
骨髄バンクは、骨髄移植を必要とする血液疾患の人とドナーの橋渡しをする人材バンク。ドナー登録をするためには登録用紙への記入と2ミリリットルの採血が必要で全国各地の献血ルームのほか、ボランティア団体などによる登録会で受け付けている。
苫小牧では、市民有志約70人で推進会を組織して、公共施設や商業施設などでの献血活動に合わせて登録会を企画。2016年度より以前は年間10回程度だったが17年度からは専従で活動するボランティアもおり、年間の開催回数は過去最多を更新し続けている。
17年度は53回、18年度は60回、19年度も1月末までに61回と、年度内に70回に達する見込みだ。
ドナー登録者数も15年度以前は年間50人ほどだったのが16年度以降は、200人規模で推移。胆振管内の自衛隊駐屯地で登録会を重ねてきたが、同年度からは千歳、恵庭の自衛隊施設なども訪れるようにしたことで登録者が飛躍的に増えた。
近年は保健センターの健康診断に合わせた協力の呼び掛け、イオンモール苫小牧でのブース開設なども行っている。
昨年2月に池江選手が白血病を公表後、治療法の一つとされる骨髄移植への関心が向上。骨髄バンク事業は京都大iPS細胞研究所による最先端治療の研究にも寄与しており、同会もアピールに力を入れる。
全国のドナー登録者は52万人に上るが年齢上限の55歳を迎え、登録抹消(まっしょう)となる人も年間2万人を超える。このため、矢嶋会長は「抹消数を上回る新規登録が不可欠」と強調。「今後も年間200人規模の登録を維持できるよう努めたい」と話している。
市内での登録会は18~20日午前8時~同11時、市保健センターで予定している。
















