王子リーグ最終戦へ あすからひがし北海道2連戦-IHアジアリーグ

王子リーグ最終戦へ あすからひがし北海道2連戦-IHアジアリーグ
レギュラーリーグ最終戦もチーム一丸で挑む王子イーグルス

 アジアリーグの王子イーグルスは15、16の両日、釧路市の日本製紙アイスアリーナでひがし北海道クレインズと連戦する。リーグ3位を確定させ、22日からプレーオフに挑む王子。今季レギュラーリーグ最後の戦いとなるだけに白星を重ね、弾みをつけたい。菅原宣宏監督は「ここまで積み重ねてきたものをぶつけ、目の前の試合を戦っていくだけ」と意気込みを見せる。

 プレーオフセミファイナルの地元開催権を獲得できる2位以上を目指し挑んだデミョンキラーホエールズとアニャンハルラとの韓国遠征6連戦。王子は、けがや反則による出場停止などのアクシデントがありながら落ち着いた試合運びで両チームとの対戦はいずれも2勝1敗としたものの、上位の勢いが止まらずに3位確定となった。

 ひがし北海道との連戦は、プレーオフを見据えた戦いとなる。今季のひがし北海道戦は、2勝2敗と五分の成績。どの試合も1点を競う接戦となっており、簡単に勝てる相手ではない。ひがし北海道はまだ決着していないプレーオフ争いの渦中にあるため総力戦になることが予想される。守りの堅いチームが相手だけに、攻撃陣の奮闘がカギになりそうだ。DF山下敬史主将は「相手も必死に向かってくると思うが、こちらとしてもプレーオフを考えると負けられない。人数的に不利になるキルプレーのときにはみんなで体を張って守るなどやるべきことをしっかりやる」と意気込む。北京五輪3次予選の日本代表メンバーに選ばれていた選手たちも13日にチームに復帰。決戦を前にはつらつとした動きを見せている。

 また、FW百目木政人が15日の試合でアジアリーグ通算600試合出場を達成する。百目木は「一つ一つの積み重ねで成し遂げられた。支えてもらった人に感謝したい」と心境を述べる。指揮官やチームケートも「体も強い選手で競技に対する姿勢も素晴らしい」と絶大な信頼を置く。王子一筋のベテランの金字塔にも花を添えたい。

 菅原監督は「釧路での試合になるが、苫小牧のファンもたくさん駆け付けてくれると思う。そうした人たちを裏切らない試合を見せたい」とし、FW三田村康平も「『消化試合』にならないように、それぞれが目的意識をもって臨みたい」と意気込みを見せた。

 ◇アイスホッケー・アジアリーグ(13日)
 ▽韓国木洞(2勝2敗)
デミョンキラーホエールズ勝点47 4-1 サハリン勝点77

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