道は14日夜、道内に住む50代の男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。道内では1月28日に感染が確認された中国・武漢市在住の40代女性(回復して14日に退院)に続き2例目で、道内居住者としては初めて。男性は道内の医療機関に入院しているが、容体は「重篤」(道保健福祉部)という。鈴木直道知事は同日、道庁で緊急の感染症危機管理対策本部会議を開き、「患者本人からの申告によれば(海外への)渡航歴はないが、行動歴や濃厚接触者について詳細な調査をする必要がある」と述べ、保健所などに調査を指示した。
道によると、男性は1月31日に発熱、せき、倦怠(けんたい)感の症状が出て、2月3日に1カ所目の医療機関を受診。4日にこの医療機関を再受診し、エックス線検査で肺炎が認められ、他の医療機関を紹介されて受診し、抗菌薬治療を開始した。症状が改善しないため、11日に3カ所目となる別の医療機関に入院し、胸部CT(コンピューター断層撮影)で両肺に肺炎が確認された。
12日には呼吸状態が改善されないため、集中治療室(ICU)に入り人工呼吸器装着の処置を受け、治療を行っている。14日になって道内の衛生研究所で新型コロナウイルス検査を実施。同日午後6時半ごろに陽性と判明したという。
これを受け、道では午後9時すぎから幹部職員を集めた緊急の対策本部会議を開催。橋本彰人保健福祉部長が道内2例目の患者発生の概要を説明した後、本部長を務める鈴木知事が対策を指示した。
知事は保健所に対して「医療機関、その他の関係者の協力を得ながら、まずは患者の行動歴などをしっかり調査してほしい」と要請。「道外ではクルーズ船の乗客を含め感染確認が増加している」と指摘し、「感染予防、まん延防止のためには、せきエチケットや手洗い、施設の消毒などを一層徹底し、道民が適切に対策を行うことが重要。引き続き全庁一丸となって取り組みたい」と述べた。
会議終了後、記者団の取材に応じた道の担当者は、感染した男性の職業や国籍、行動歴などについて「厚生労働省と協議中」「調査中で、答えられない」などと明らかにしなかった。厚生労働省は男性の国籍について、日本人と発表した。
















