―苫小牧駅前の再開発に向けた市の考え方を聞きたい
「市民の皆さんも『いつになったら解決するのか』という気持ちだと思う。市としては、まちの顔が今の状態になってから5年ほどたつわけで、1日も早く何とかしたい。そのためにも土地の権利集約問題をまず解決して、駅前の再整備につなげたい」
―なぜ、民間による旧エガオビルの権利集約に市が関わっているのか
「(運営会社の)サンプラザが経営破綻した際、当時の保全管理人から『ビルが廃虚のまま残る恐れがある。市の方で解決に向けて動いてほしい』と要請があった。JR苫小牧駅の目の前にあるビルで、市民の安心安全を守る公共的な見地からも、建物と土地の権利集約に動くことにした」
―権利集約はいつ始めたのか
「本格的には2015年8月ころからだ。市が全ての権利を集約し、ビル解体後に再開発する条件で民間事業者に無償譲渡する方針を立て、権利者に協力を求めた。建物と土地の権利を持つ計29個人・法人のうち、28個人・法人からは寄付を頂けた」
―裁判所も市の権利集約に理解を示しているのか
「サンプラザの破産手続きの時、(サンプラザが所有する)土地と建物も市に譲渡すると裁判所が決定したので、市としては裁判所も関わっている認識だった」
―残る土地権利者から訴えられたことをどう思うか
「市がこれまでやってきたことと相反するので、残念な思いだ。裁判では旧エガオビルに市が関わることになった経緯や、公的な見地で権利集約を進めてきたことなどを主張した」
―当事者同士で解決はできなかったのか
「他の権利者が無償で譲渡してくれている中、新たに条件を付けて譲ってもらうことは考えていなかった。それが(大東側に)応じてもらえなかったということだと思う」
―17日には判決が出る
「今後どうなるかは今の段階では分からない。裁判所の判断を確認して対応を考えることになる。判決が出ても、すぐには(駅前問題の)解決にはつながらないのではないか」
















