CCSの意義強調 「地震でもCO2漏れず」 苫促進協が講演会

CCSの意義強調 「地震でもCO2漏れず」 苫促進協が講演会
「脱炭素にCCSは必要」と説く川口室長

 苫小牧CCS促進協議会は13日、苫小牧市のグランドホテルニュー王子で、「地球温暖化とCCS」をテーマとした講演会を開いた。苫小牧沖で行われている、二酸化炭素(CO2)を海底の地中に封じ込める技術「CCS」の普及を目指した催し。市民ら約550人が耳を傾けた。

 日本CCS調査、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共催。CCS実証試験は2016年4月に始まり、19年11月にCO2の地中貯留量が目標の30万トンに達し、モニタリング(監視)を継続している。

 講演は2部構成で、経済産業省の川口征洋地球環境対策室長は「CO2が土の中でどうなっているのかをモニタリングしている」と説明。18年9月の胆振東部地震にも言及し「CO2は地震でも漏れなかった」などと力説した。

 今後は、CO2を燃料などに再利用する「カーボンリサイクル事業」の実現を目指すとし「脱炭素社会の実現にはCCSのような技術が必要。苫小牧が世界から感謝されるようになれば」と期待を込めた。

 このあと、登壇した東大大学院の佐藤光三教授も温暖化による気候変動に「何もしないと地球は危ない」と警鐘を鳴らし、CCSの重要性を訴えた。

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