苫小牧市 男女平等参画社会を啓発、エクスポ開催へ、4月めどに実行委立ち上げ

苫小牧市 男女平等参画社会を啓発、エクスポ開催へ、4月めどに実行委立ち上げ
エクスポのメニューについて意見を交わす市民会議のメンバー=14日、苫小牧市役所

 苫小牧市は今年9月、市内で男女平等参画社会の啓発イベント「自分らしさ応援EXPO(エクスポ)」(仮称)を開催する方針を固めた。道内の自治体では珍しい試み。会場内にブースを設け、家庭生活や子育て、ワークライフバランスについて考える講演やワークショップ、セミナーを行う内容で検討中だ。企画運営は市民や企業の代表者らでつくる実行委員会形式とする考えで、この春にも組織立ち上げを予定している。

 エクスポは産業の発達を示す博覧会や展示を指す英単語から取った言葉。市協働・男女平等参画室によると、同エクスポは市民会館を会場に、▽家庭や地域▽子育て▽働き方▽ダイバーシティー(多様性)―などのブースを設置し、講演やセミナー、交流会、ワークショップ、パネル展示などを行う計画。来場者が各ブースでさまざまな取り組みを学んだり、課題を共有し合ったりしながら理解の醸成を狙う。

 市は2013年11月、性別や年齢などに関わらず、誰もが生き生きと心豊かに暮らせる社会の実現を目指し、道内自治体では初の男女平等参画都市を宣言。17年には全国から関係者を集めた日本女性会議も市内で開催した。

 昨年3月には企業の代表者や市民団体、学識経験者など約20人の市民を集めた市民会議(座長・岩倉博文市長)も設立。実現を阻むさまざまな課題について意見を交わしている。昨年11月までに3回の会合を開き、性別によって役割分担が固定的になっていることや、無意識の偏見が根強く残っている現状を確認した。

 エクスポはこの課題を解決する手法の一つとして、市民会議の主催事業に位置付けているのが特長。市の骨子案をベースに市民会議メンバーや推薦を受けた市民などでつくる実行委員会「エクスポ応援団」(仮称)が詳細内容を検討し、市民会議の承認を経て事業化する方針だ。

 市は同エクスポ開催に向け、20年度の一般会計予算案に約500万円を計上。今月14日には市役所で市民会議の第4回会合を開き、出席メンバーに構想案を説明し、メニューなどで意見を交わした。

 同室は4月ごろをめどに実行委を立ち上げ、内容を具体化させる考え。担当者は「行政と市民、企業の協働でこうしたイベントを独自に開催するのは道内でも珍しい。女性会議の経験も生かし、よりよい催事にしたい」と意気込みを語っている。

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