19年度全国体力テスト結果 苫小牧の小5は6年連続で全国平均超え、中2握力以外は下回る、運動部加入率の低さ原因か

19年度全国体力テスト結果 苫小牧の小5は6年連続で全国平均超え、中2握力以外は下回る、運動部加入率の低さ原因か

 苫小牧市教育委員会が公表した全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)によると、苫小牧市内は小学5年が男女とも6年連続で全国平均を超えたが、中学2年は男女で下回る結果となった。市教委は市内の各中学校に対し、運動能力を高めるリーフレットを配布するなど情報を発信し、体力向上を進める考えだ。

 子どもの体力変化などを把握するため2008年度から、小学5年生と中学2年生を対象に行っている。市内では19年度、小学校24校1467人、中学校16校1300人で実施した。調査は(1)握力(2)上体起こし(3)長座体前屈(4)反復横跳び(5)20メートルシャトルラン(中学は持久走でも可)(6)50メートル走(7)立ち幅跳び(8)ソフトボール投げ(中学はハンドボール投げ)―の全8種目。それぞれの点数評価と全体の合計点でまとめている。

 市内小5男子は上体起こしや反復横飛びなど5種目、女子も6種目で全国平均を上回る好成績を上げた。体力合計点(80点満点)は男子が前年度比0・38ポイント減の54・98点、女子は同0・47ポイント増の57・40点となった。合計点が全国平均を上回るのは14年度から6年連続となる。

 担当者は運動能力が高い理由について、学級担任のきめ細やかな体力づくりの成果とし、「体育館に反復横跳びコーナーをつくるなど、楽しみながら体力を養う取り組みが多くの学校で進んでいる」と話す。

 一方、中2は男女で握力が全国平均を超えたが、残る種目はいずれも下回った。中でも持久走は男子が全国平均よりも12・97秒、女子は22・32秒遅かった。

 体力テストと同時に行われた運動習慣等調査によると、市内の中学生の運動部加入率は男子が67・8%で全国平均と比べ8・2ポイント低い。女子も41・6%で同16・3ポイント下回る結果だった。市教委は「背景には文化系活動が盛んなことがある。このため全国平均とは大きな差が出ている」と話す。

 市教委は、児童生徒のインターネット利用時間が長いことを挙げ、適切な利用時間とスポーツや勉強時間の確保を呼び掛ける方針。学校指導室の丹野靖彦参事は運動能力の向上策としてリーフレットを配布するなど「課題のある学校に資料提供を通じて情報発信する」としている。

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