新型肺炎 企業7割が「影響」 中国の消費減速と経済低迷懸念 東京商工リサーチ

新型肺炎 企業7割が「影響」 中国の消費減速と経済低迷懸念 東京商工リサーチ

 東京商工リサーチは、国内外で感染が広まる新型コロナウイルスに関する緊急アンケートの結果を発表した。約7割の企業に影響が出ており、対応策として「中国以外に所在する企業から調達強化」が最多。今後の懸念としては「中国の消費減速、経済の低迷」を指摘する回答が5割強に上った。

 調査は全国で7~16日にインターネットで実施。有効回答があった1万2348社を集計・分析した。

 企業活動への影響は「現時点で出ていないが今後、影響が出る可能性がある」(43・7%)が最多。これに「現時点で既に影響が出ている」(22・7%)を加えると、全体の66・4%に影響を及ぼしている。

 既に影響が出ている企業の業種別では、(1)卸売業(29・5%)(2)製造業(26・6%)(3)小売業(23・3%)―が上位を占めた。逆に建設業(5・8%)や農・林・水産業(8・1%)は低い。

 新型コロナウイルスへの対応については「対応を取る・可能性がある・取っている」は全体の23・9%と約4分の1にとどまり、76・1%が「対応を取っていない」と回答した。対応しているのは大企業が39・5%に上るが、中小企業は20・2%と企業規模で大きな開きが出た。

 今後の懸念(複数回答)に関しては、「中国の消費減速、経済の低迷」を指摘する企業が5843社と全体の51・3%を占めて最多。これに「サプライチェーン(供給網)への影響」(4154社)、「現地拠点の営業休止や事業規模縮小の長期化」(2371社)、「入出国手続きの煩雑化」(2140社)と続いている。

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