新型コロナウイルスの感染者拡大に伴い、苫小牧で児童生徒が取り組む学校スポーツ関係の部や同好会の活動が停止を余儀なくされている。27日には、政府による3月2日から春休みまでの小中高校などの臨時休校要請を受けて戸惑いが広がった。
中学バスケットボールでは、3月に苫小牧と札幌で開催予定だった道内各地区の代表選手が出場する大会「北海道DCI」が中止となった。13歳以下の試合が行われる予定だったため、苫小牧のチームはTシャツの製作、運営に当たっての会場準備もそれぞれ進めていた。
各チームもすでに5回ほど練習を重ねていただけに、選手やコーチ陣は落胆。苫小牧青翔中男子バスケットボール部の佐々木勤ヘッドコーチは「選手が一番悔しい思いをしていると思う。今後の部活動も再開できるかめどが立たない」と語った。
小学生アイスホッケーは3月7、8両日予定の新人戦が中止になった。各同好会の練習も8日まで取りやめの措置を取っていて、臨時休校の期間がさらに延びると、練習などの活動を停止せざるを得なくなった。
小学生アイスホッケー同好会連合会の佐藤守会長は「大会中止で実力を試す場が一つ失われて非常に残念。練習もできず選手にとっては気の毒だが、今の状況を考えると仕方ない措置だ」と言う。
小中学生の選手が所属する苫小牧のサッカークラブチーム、エルボノスは、3月7日から新冠町で行う予定だった合宿を急きょ取りやめた。苫小牧地区のフットサル大会は軒並み中止に追い込まれており、練習も当面できない見通し。同チームの鎌田修代表は「健康が第一なのでどうしようもない。今は感染を防いで練習再開に向けて万全を期すだけ」と話した。
卓球では小学1年から中学2年までの21人が在籍するクラブの北海道菊卓会が27日から活動を休止中。ほぼ毎日の練習はもちろん、来月上旬に全道各地の競技者を集めた合同練習会も中止が決まるなど影響を受けている。菊池吉幸代表は「選手たちはどうやって1日を過ごそうかと悩んでいるが、行政の決定に沿って自粛するしかない」。4月には小学年代の全国大会出場権が懸かった予選会が控える。活動休止が長引く公算が大きくなり、「競技感覚を取り戻すのにすごく時間が掛かる」と不安をこぼした。
政府の要請により影響は高校生に及ぶ。苫小牧南高女子バスケットボール部では3月下旬に出場予定だった女子の大会が中止となり、新年度に向けたチームづくりに暗雲が漂う。
雁田琢也コーチは所属部員がスマホのSNSアプリを使い同時間帯に実施する”遠隔練習”を検討中。「開始、終了の時刻をそろえて自主トレーニングをすることも考えたい」と話していた。
















