新型肺炎 観光・飲食…客足減る スーパーは一時まとめ買い混雑

新型肺炎 観光・飲食…客足減る スーパーは一時まとめ買い混雑
通常の週末に比べ閑散とした道の駅ウトナイ湖

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため鈴木直道知事が「緊急事態宣言」を出し、外出自粛を求めた週末の2月29、3月1日。苫小牧市内でも外出を控える動きが広がり、観光施設などは軒並み利用者が落ち込んだ。一方、一部のスーパーではまとめ買いの動きが見られたが、1日午後からは客足も減ったようだ。

 市内植苗の道の駅ウトナイ湖の入場者数は2月29日は852人、3月1日は814人で通常の土・日曜と比べてほぼ半減した。駐車場は空きスペースが多く、時間帯によっては閑散とした状況。札幌市の会社経営、川端富治さん(60)は「ここなら自然の中でコロナの心配もなく気分転換できると思ったが、休日の道の駅にしては少ない」と辺りを見回した。

 西村宏基駅長は「宣言までしないと終息しないのかもしれない」と一定の理解を示しつつ「飲食店や観光業には大打撃」と肩を落とす。「これから暖かくなり、人の動きも出る時期。飲食店は仕入れた素材にロスが出る」と懸念する。

 社会教育施設も利用者が激減した。市内末広町の市立中央図書館は直近の週末平均利用者約1380人に対し、2月29日は1015人、3月1日はわずか468人。普段は家族連れでにぎわう児童コーナー、学生が利用する自習室も利用はほとんどなかった。

 同館を29日に訪れた市内元中野町の長岡絹さん(46)は「大型商業施設など人が集まる場所にはなるべく行かないようにしている」と話し、市内船見町の八反田千恵さん(75)も「外を歩いていても人は少ない印象。借りた本を読むなど、なるべく自宅で過ごす」と足早に施設を後にした。

 市美術博物館も2月29日は23人、3月1日は16人で、直近の週末平均入場者約110人の2割程度まで落ち込んだ。旭町の市科学センターも2月29日が63人、3月1日は59人で、松本誠館長は「平日の平均150~200人よりも少ない状態だった」と話していた。

 一方でスーパーなどで買いだめする動きも。市内北栄町のフードD365沼ノ端店は2月29日の売上が約1・5倍に増えたといい、阿部秀也店長は「胆振東部地震の時のように物が売れた」と驚きつつ「まとめ買いする人は多いが、1日の夕方から客が少なくなっている」と話す。

 市内寿町の丸善ストアも週末は客足が伸びた。トイレットペーパーが飛ぶように売れた他、インスタント食品の需要が高まっていると言う。市町峰行代表は「本州に住む孫に送りたい、と紙製品を買う人もいた」と話していた。

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