日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、AIRDO(エア・ドゥ)の3社は、新千歳発着便を含む国内、国際線全便で客室乗務員がマスクを着用し、接客している。ANA、エア・ドゥはさらに手袋を着用し、「安心して搭乗いただきたい」としている。
各社によると、現在運航する旅客機は機外から常に空気を取り込む装置を搭載し、数分で機内の空気を入れ替えている。また、循環する空気を清潔に保つため、空気浄化フィルターも装備している。
JAL、ANAの2社は国内と中国本土を結ぶ路線の使用機材は夜間に機内消毒しているが、新千歳に中国路線はない。エア・ドゥは降機後に利用客の感染が確認された場合は、国の指針に基づいて消毒を行うという。
苫小牧港発着のフェリー各社も、清掃員のマスク着用を徹底している。新日本海フェリー(大阪市)は2月26日から、清掃員を従来の1チーム(15人)から2チーム態勢に増やした。万が一清掃員が新型コロナウイルスに感染しても、別のチームが清掃に当たり、運航に支障がないよう取り組む。
「新型コロナウイルス感染対策本部」を設置済みのJR北海道も、駅員のマスク着用に乗客の理解を求め、札幌や新千歳空港など主要駅に消毒液を設置している。苫小牧保健所は、手洗いやマスクの着用に加え、「ドアノブの消毒も有効。これまでの死者は高齢者や持病を持った人が多く、免疫力を高めるため栄養をしっかり取ることが大切」と話している。
道内初の死者が出た新型コロナウイルスの感染拡大で、不特定多数の乗客が長時間乗り合わせる航空機や鉄道、フェリー会社は一層警戒を強めている。AIRDO(エア・ドゥ)は2月27日から、飲食物提供の際、職員がマスクに加え手袋の着用を始めた。新日本フェリー(大阪市)は清掃員の態勢を強化して感染者が出た場合の運航に万全を期す。
















