新型コロナウイルスの感染拡大防止で劇場やライブなどのイベント自粛が相次ぐ中、苫小牧市王子町のライブハウスELLCUBE(エルキューブ、杉村原生社長)がインターネット動画サイト「ユーチューブ」で無観客ライブを生配信した。「ファンに音楽を届けたい」というバンドの思いに応えたもので、杉村さんは「要望があればできる限り対応したい」と話している。
無観客ライブは1日に開催。市内を拠点に活動する4人組ロックバンドINViSBL(インビジブル)らがファンに音楽を届けたいと杉村さんに相談し、生配信が決まった。
午後7時から始まったライブは1時間50分ほどで終了。インビジブルのボーカル中原渉太さん(30)らは「コロナウイルスに負けるな。事態が終息したらライブハウスで会おう」と映像で呼び掛けた。
生配信は最大130人が視聴。映像配信中はさまざまなコメントが投稿され、杉村さんも「通常のライブでは見えないファンの思いが言葉で分かってうれしかった」と話す。総視聴回数は3日時点で約1500に上る。
生演奏が醍醐味(だいごみ)のライブハウスにとって今の状況は死活問題。春日町のさいとう楽器も店舗2階で予定していたライブがキャンセルとなるなど影響は広がっている。エルキューブも16件ほどのライブ予約のほとんどが中止や延期となったが、杉村さんは「生配信は一つの可能性を示した。要望があればできるだけ対応したい」と話す。ただ、経営への影響は深刻で行政支援などの対応策も必要と話している。
















