道中小企業家同友会 新型肺炎で緊急アンケート 「既に影響」43% 「今後」46% 地域や業種、規模問わず

道中小企業家同友会 新型肺炎で緊急アンケート 「既に影響」43% 「今後」46% 地域や業種、規模問わず
アンケート結果を説明する佐藤紀雄事務局長

 道内の中小企業約6000社で構成する北海道中小企業家同友会は5日、新型コロナウイルスの影響を調べた緊急アンケートの結果を公表した。「現時点で既に影響が出ている」企業は43%、「現時点では出ていないが今後影響が出る可能性がある」企業は46%で地域や業種、規模を問わず、影響を受けている企業の姿が浮き彫りとなった。運転資金などの支援策が求められている。

 アンケートは2月25日~3月3日に5945社を対象に実施。10・4%に当たる621社から回答を得た。

 新型コロナウイルスの影響を圏域別に見ると、「既に影響が出ている」「今後影響が出る可能性がある」のいずれかを選んだのは、道北が96%、道南が95%だった。規模別では、従業員50人以上の企業の55%が「既に影響が出ている」と回答。主要業種別では、卸売・小売業の53%が「既に影響が出ている」とし、41%が「今後影響が出る可能性がある」と回答した。

 具体的な影響では「展示会、イベントの中止、延期」が最多の50・6%、「来店数の減少による売り上げ減少」44・2%、「予約キャンセルによる損失の発生」36・8%、「国内外への出張の中止・延期」24・5%で、感染拡大防止に向けた活動自粛の影響をうかがわせた。「海外仕入れ先からの仕入れ、調達に支障を来している」が14・1%で、中国依存の製造体制も国内の製品、商品不足に拍車をかけているとみられる。

 今後、懸念される影響については、「消費自粛による売り上げ減少」が51・7%、「社員の出勤停止・時差出勤への対応」が50・2%といずれも半数超。「訪日外国人旅行者(インバウンド)減少による売り上げ減少」は24%で、感染拡大が長引けば道内経済にさらに影響を与えそうだ。

 自由記述欄では初動・感染対策、景気回復・補償、今後の政策、情報発信についての意見が上がった。「もっと早くに対応していれば拡大しなかったのでは」との指摘や「影響の大きい事業への補償を」「国全体がしぼみそうなので希望をください」といった声もあった。

 同友会の佐藤紀雄事務局長は「役員会で北海道独自の課題を整理し、行政に政策要望をしていきたい」と語った。

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