新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた「緊急事態宣言」(2月28~3月19日)を出している鈴木直道知事は5日、臨時記者会見を開き、外出自粛を求めた先週末に続き、今週末(7、8両日)についても具体的な確認事項を示した上、行動抑制に協力するよう道民に要請した。経済活動への影響にも配慮し、先週末に比べ自粛レベルは緩和した。全国最多の感染確認数の道内だが、ここ数日は発生件数が減少傾向。知事は「感染が急激に拡大するか、収束していくかここ1、2週間が勝負。早期終息のために道民一人一人の理解と協力をお願いしたい」と述べた。
今週末に外出する際の主な確認事項として▽体調は大丈夫?風邪気味ではありませんか▽人が大勢集まったり、風通しが悪い場所ではありませんか?▽感染リスクを下げる方法をご存じですか?―の3点を呼び掛けた。政府の専門家会議が2日に指摘した内容を重視。外出一律自粛の先週末と異なり、「どこにターゲットを当て、より注意すべきか専門家会議の見解で明らかになった。チェック方式で注意してもらう形に変えた」と説明した。
具体的にはライブハウスや大人数での飲み会など屋内の閉鎖的空間は「感染リスクが高く、規模の大小に関わらず避けてほしい」と警鐘を鳴らす一方、「買い物は混雑していない時間帯を選ぶ」「散歩やジョギングなどは感染リスクは低い」などと例示。さらに専門家会議が感染拡大防止に重要な役割を果たしているとの見解を示した若者層(10~30代)については「皆さまこそ『うつらない、うつさない』の意識を高めてもらいたい」と特に強く協力を求めた。
この他、知事は感染の有無を調べるPCR検査に関し、「これまでは道立と札幌市立の衛生研究所を合わせて1日当たり100人分だったが、4日から道立北見保健所と旭川市保健所でそれぞれ10人分の検査ができるようになった」とし、1日当たり最大120人分の検査が可能なことを明らかにした。
道内での感染拡大を受け、臨時休校に入っている児童生徒を複数回に分けて登校させる「分散登校」については、「来週から実施できるように道教委に要請した」と強調。実施に当たっては「市町村と各教育委員会、保護者、地域の理解と協力を得て行いたい」と述べ、具体的な内容は道教委とさらに詰めて丁寧に説明する姿勢を示した。
鈴木直道知事が5日の記者会見で今週末(7、8両日)に道民が外出する際の確認事項として呼び掛けた内容は次の通り。
体調は大丈夫? 風邪気味ではありませんか?
・風邪の症状に似ているので喉の痛み、せき、発熱などがある場合は、外出しないようにしてください。
・自身や家族の熱を測るなど、健康チェックに努めてください。
・せっけんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒のほか、せきエチケットに努めてください。
・特に若者の皆さんの理解と協力をお願いします。
人が大勢集まったり、風通しが悪い場所ではありませんか?
・換気が悪く、不特定多数の人が密に集まるような空間は感染リスクが高いことから、その規模の大小にかかわらず避けてください。
・自宅の部屋など建物内の換気に努めてください。
感染リスクを下げる方法をご存じですか?
・会話の際は手を伸ばして相手に届かない程度の距離を取ることが望ましいとされています。
・買い物は、混雑していない時間帯を選ぶなどの配慮が必要です。
・散歩やジョギング等は感染リスクが低いとされています。
















