鈴木知事・新型肺炎対応で週末の外出自粛を再要請 市民は理解も、広がる不安

鈴木知事・新型肺炎対応で週末の外出自粛を再要請 市民は理解も、広がる不安

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策で、鈴木直道知事は5日、今週末も外出を自粛するよう呼び掛けた。先週の一律自粛に比べ、やや緩和された内容だが、命を守る行動に理解を示す一方、影響の大きさに戸惑いも広がる。苫小牧市内で市民の声を聞いた。

 放課後等デイサービスで働きながら、子ども2人を育てている花園町の松崎愛さん(37)は「誰も経験したことのない未知のウイルスから命を守るため、無駄な外出はするべきではない」と理解を示す。先週末も金曜のうちに食料品を買い込み、土・日曜は外出しなかった。今週末も同様に過ごす予定で「今は異常事態であることを重く受け止めたい」と話す。

 明徳町のホームヘルパー山田勝代さん(74)は「自粛を呼び掛けるのはいいが、いつまで続くのか。確かな情報がほしい」と訴える。市内の高齢者宅を1日1軒ペースで回り、家事全般の支援をしているが「消毒やマスク着用など感染症予防はいつも以上に気を付けている」と強調。「新型肺炎は分からないことも多く、不安がストレスになっている」と指摘する。

 音羽町で子ども家族と住む日高勝秀さん(82)は「まだ感染者が増えている中、手を緩めないでほしい。先週末のような厳しい内容でよかった」と緩和を疑問視。必要な買い物以外は外出を控えており「今週末も家で過ごす。感染が怖いのであまり出掛けたくない」と話す。

 港町でラーメン店を営む有坂和晃さん(47)は、先週末は客足が半分以下に落ち込んだと言い「ここまで客が来ないのは初めて」と肩を落とす。「感染拡大防止に向けた知事のリーダーシップは認める」としながらも、このまま自粛要請が続けば「ゴールデンウイークまでに経営が立ちゆかなくなる」と危機感をあらわにする。

 自粛ムードの中でも従来通り飲食店を利用している有珠の沢町の会社員、大辻智昭さん(40)は「予防を徹底した上で外食している」と説明し、「人が集まりやすい場所への外出を避けることは仕方ないが、必要以上に行動を制限するべきではない」と訴える。

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