JR北 4―12月、全路線が赤字 営業損失365億円 運賃値上げ 収益は増加

JR北 4―12月、全路線が赤字 営業損失365億円 運賃値上げ 収益は増加
昨年4~12月の収支状況を発表する綿貫泰之常務(左)

 JR北海道は6日、2019年4~12月の線区別収支を発表した。全路線が赤字となり、営業損失は365億1400万円に上ったが、前年同期比25億3300万円赤字幅を圧縮した。18年の胆振東部地震からの回復、新千歳空港までのアクセス増、昨年10月の運賃値上げなどにより営業収益が増加。日高線(苫小牧―鵡川)沿線の高校生の通学手段をバスから鉄道に切り替えたことにより、同区間の利用増にもつながった。

 綿貫泰之常務らが本社ビルで記者会見し説明した。

 全線区の営業収益は、28億9700万円増の608億4400万円。営業費用は、線路設備の修繕を早期化したことにより、3億6400万円増の973億5800万円となった。

 線区別の営業損益を見ると、札幌圏の札沼線(桑園―医療大)、函館線(札幌―岩見沢)、千歳・室蘭線(白石―苫小牧)、函館線(小樽―札幌)の合計が17億9300万円増。北海道新幹線(新青森―新函館北斗)が胆振東部地震からの回復で2億2900万円赤字幅を改善した。

 日高線の鵡川―様似間は修繕費の減少により営業費用が圧縮され、1億200万円の増。室蘭線(沼ノ端―岩見沢)は7200万円、日高線(苫小牧―鵡川)は3500万円、それぞれ増加した。

 綿貫常務は「営業収益が増え、取り組みの一定の成果があったと捉えている。地域と一体となって利用促進にも取り組めた」と強調した。

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