苫市議会定例会を振り返る 異例の会期短縮や傍聴制限、エガオ質疑は活発

苫市議会定例会を振り返る 異例の会期短縮や傍聴制限、エガオ質疑は活発

 異例尽くしの定例会が6日、終わった。開会から2日後の2月22日、新型コロナウイルスの感染者が苫小牧市内で確認され、道内感染者も日々増える中で、市議会も判断を迫られる事態となった。

 2020年度予算が成立しなければ市民生活に影響が出る。審議を尽くさなければならない一方、非常時であることも無視できない局面で、「各議員が話し合いを重ね、対応が決まっていった」(中堅議員)。対策本部を設置している市への協力と感染拡大防止を重視し、会期の短縮、本会議や委員会の傍聴制限、出席時の議員や市職員のマスク着用の励行にも踏み切った。

 さらに質問時間の短縮という苦渋の決断をした。議員が入念に準備してきた質問を幾つも断念。追及中の時間切れに歯がゆそうな場面が散見された一方、要点を絞った簡潔な応酬に、皮肉にも平常時以上の緊張感があったようにも見えた。今回、時間短縮した部分を今後の議会質疑でどう補うのかも含めて、会派間で協議される見通しだ。

 旧商業施設「駅前プラザエガオ」訴訟を含めた中心街振興の質疑も久しぶりに活発だった。市が明確な解決策を示せたわけではないが、「まちの顔」の現状を憂え、早期解決を切望する多くの思いを改めて浮き彫りにした。係争中のため議論が低調な印象があった駅前問題だが、裁判費用に税金を投じている以上、市民全員が当事者であるとも言える。引き続き、まちの将来を見据えた熱心な論戦を望みたい。

(報道部 河村俊之)

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