苫小牧港 LNGの活用促進、バンクーバー港と提携

苫小牧港 LNGの活用促進、バンクーバー港と提携
覚書を締結した苫小牧港管理組合の佐々木専任副管理者(右)とバンクーバー港湾局のウィルソン副管理者

 苫小牧港管理組合は6日、カナダ・バンクーバー港湾局とLNG(液化天然ガス)バンカリング(船舶への燃料供給)の利用促進に向けた覚書を交わしたと発表した。今後、苫小牧、バンクーバー両港は連携して国際船舶のLNG燃料の普及、温室効果ガス削減に取り組む。

 昨年2月、同組合は関係機関・団体と苫小牧港での燃料供給体制確立に向けて「苫小牧港LNGバンカリング検討会」を設立。LNG燃料を使用する船舶は近年、国際海事機関(IMO)による船舶燃料の硫黄分濃度規制を踏まえ、世界的に増加傾向にある。

 同組合は昨年3月に策定した苫小牧港長期構想にも、環境負荷軽減に資するエネルギー拠点として、LNG燃料の供給拠点整備の必要性を明記。LNGは重油に比べ、硫黄酸化物(S●【9166】)を100%、窒素酸化物(N●【9166】)を最大80%、二酸化炭素(CO2)を約30%削減する効果が見込まれている。

 カナダ最大の港湾であるバンクーバー港は、LNG燃料の供給態勢を強化中。同組合側が覚書の締結を打診した。

 署名式は、バンクーバー港湾局で5日に行われ、同組合の佐々木秀郎専任副管理者と同局のダンカン・ウィルソン副管理者がサインした。

 同組合は「民間ベースで情報交換や交流が進み、LNG燃料の活用や環境に優しい港湾拠点形成が進むことを期待したい」としている。

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