道と札幌市は7、8の両日、札幌市中央区のライブバーの客を含む11人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。道内の感染者が101人となり、初めて感染が確認された1月28日から約40日間で100人を突破した。
7日に感染が分かったのは▽札幌市の50代女性会社員▽同市の50代男性会社員▽同市の70代男性▽同市の60代女性▽同市の60代男性会社員▽同▽滝川市の40代女性パート従業員▽北見市の60代女性会社員の8人。このうち70代の男性は人工呼吸器の装着が必要な重症で、それ以外の感染者は軽症という。
札幌市内の60代の2人の男性会社員は、3日に市が公表した、道内79人目の感染者となる60代女性と、2月26日に店内で濃厚接触している。ライブバーは、札幌市中央区の「シングシングシング」。同店の床面積は42平方メートルで、客層はジャズなどの音楽を好む中高年層が多い。収容人数は約30人。29日から営業を休止し店内を消毒した。
市は、当該の女性患者、29日に発表した70人目の患者となる20代女性、3月3日公表の78人目の患者となる30代女性が、同店の従業員だったことも明らかにした。3人はそれぞれ2月19日に出勤していたという。
常連を中心に来店客の調査を進めている市保健所は「現時点でクラスターと言うのは時期尚早」とする。秋元克広市長は「濃厚接触者を確認する中で出てきたケース。発症時期が2月末なので、知事が非常事態宣言をした後の数字はこれから出てくるという状況」と述べた。
また、札幌市の60代女性は道内83人目となる北海道大事務職員の、滝川市の40代女性パート従業員は道内46人目となる40代男性会社員の濃厚接触者。北見市の60代女性会社員は道内60人目の男性会社員の濃厚接触者だが、同市で開かれた生活関連商品の展示会には参加していない。
8日に感染が明らかになったのは▽岩見沢市の60代男性▽同市の70代女性▽旭川市の70代会社経営の男性。岩見沢市の2人は互いに濃厚接触者で、同じ医療機関を受診していた。いずれも軽症で、指定医療機関への入院に向けて調整している。同市から感染者が出るのは初めて。旭川市の男性は2月28日~3月2日に関東、東北地方に出張していた。
道によると同日までに感染が発覚した101人のうち、57人が治療中。41人が2度にわたる検査で陰性を確認している。治療中の患者のうち、重症は7人。
道保健福祉部の田中宏之参与は「先週から外出自粛という強力な対策を取り始めた。今後、患者がどう推移していくのか注視し、予防の啓発に全力で取り組む」としている。
















