新型肺炎対策 市内一部小中学校で分散登校始まる、健康確認や過ごし方を指導

新型肺炎対策 市内一部小中学校で分散登校始まる、健康確認や過ごし方を指導
体育館で児童の健康状況などを確認=西小、10日午前9時半すぎ

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策で、2月27日から臨時休校している苫小牧市内の小中学校の一部で11日、児童や生徒が複数回に分けて登校する「分散登校」が始まった。この日は4小学校、9中学校で実施し、教諭が児童や生徒の健康状態などを把握した。

 分散登校は知事の要請を北海道教育委員会が受け、各市町村教委が実施を判断する。苫小牧市教委は登校日を2日間とし、10~13日の期間で各学校が選び児童生徒を1日登校させるほか、24日を修了式に設定した。この方針は9日に決まったが、10日に実施する学校はなく、11日が事実上の初日になった。

 苫小牧西小学校は1・2年、3・4年と特別支援学級、5・6年の3回に分けて登校。教諭が玄関先で消毒液のボトルを持って立ち、児童らは手洗いしてから学校に入った。体育館を教室の代わりに使い、椅子を1メートル間隔で配置するなど感染防止に力を入れた。

 4年生は25人が登校し、児童の生活状況などを確認。林宏一郎教諭(29)は宿題のプリントを配りながら「友達の家に行くのは控えて」「復習もしっかりして」と呼び掛け、児童たちは「ちゃんと勉強している」「家でゲームばかりしていないよ」などと元気に話していた。

 教室に置いていた図工の作品なども、教諭が事前に1人分ずつ袋詰めし、体育館に運んだ上で児童が確認。心配事などがあれば学校に連絡するよう周知し、登校時間も10分間程度にとどめた。大年智二校長は「児童がいつも通り元気な姿を見せてくれて一安心した」と話していた。

 明倫中学校では、特別支援学級を含む1年生約100人がクラスごとに分かれて登校。2年生は12日、3年生は13日に登校する。

 マスク姿が目立つ各教室では、教諭が休校中に実施する課題や連絡プリントを配布。不要不急の外出を控え、規則正しい生活を送ることなど、休校期間中の過ごし方や健康観察について生徒たちに指導。絵の具や習字セット、美術作品、机の中の物を持ち帰るように呼び掛け「特別な状況だが、家庭学習をしっかり行うこと」と生活リズムを崩さないように注意喚起した。

 生徒たちは友人や教諭との再会に笑顔を見せ、リラックスした様子。中屋諒祐君(13)は「友人たちと2週間ほど会えなかったので、久々に顔を合わせることができて良かった。事態の収束がいつになるのか不安だけど、感染しないように健康管理に気を付けたい」と語った。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る