日吉総合福祉会館 低圧LPガス発電機導入 胆振東部地震きっかけに

日吉総合福祉会館 低圧LPガス発電機導入 胆振東部地震きっかけに
導入されたLPガス発電機

 苫小牧市日吉町の日吉総合福祉会館を運営する会館運営委員会はこのほど、同館にプロパンガスを燃料に電気をつくりだすことができる「防災向け低圧LPガス発電機」を導入した。2018年の胆振東部地震で発生した大規模停電(ブラックアウト)を受けての対応。日吉町町内会長で同委員長の板野勝さんは「災害はいつ起きるか分からない。防災に対する意識を高め、地域住民の安心安全な暮らしを確保していきたい」と話す。

 同委員会は会館を利用する日吉町、糸井西、糸井南の3町内会の委員7人で構成される。同館は1階に和室や会議室、2階には大広間があり、普段は地域の行事や老人クラブの活動場所として利用されている。

 導入は昨年6月ころ、ガスや灯油などを販売する「たいせい」の佐藤徹社長が、日吉町内に住んでいた縁から紹介を受けて検討を始めた。打ち合わせを重ね、今年2月下旬に設置を完了した。約50万円の費用は3町が全額負担。発電機は非常時の照明やヒーターの使用、携帯電話の充電などに活用する。

 LPガス発電機は、備え付けられる既存のガスボンベとつなぐことで利用する。持ち運ぶことができ、出力は最大1500ワット、約60時間電力の使用が可能。液体系の燃料に比べて経年劣化がしにくく、使用しない期間が長くとも、緊急時に安全かつ迅速に取り扱うことができる。

 取り付けを請け負った佐藤社長によると「5年ほど前から取り扱いを始めたが、胆振東部発生後から徐々に需要が高まっている」という。

 板野さんは「1度であらゆる防災対策を取ることは難しいが、継続して少しずつ備えていきたい」と語った。

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