新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で、市販のマスクが手に入りにくくなっている中、苫小牧消費者協会(山内幸子会長)は会報「とまこまい消費者協会だより」の3月号で布製マスクの作り方を会員に伝えた。暮らしに役立つさまざまな情報を持つ同協会に、家庭にある物でできる簡易マスクの作り方や、衛生的に使い続ける方法を教えてもらった。内容を紹介する。
立体型布マスク
▽材料
布(表布は縦15センチ、横35センチ、裏布は縦15センチ、横30センチ)、ゴム(長さ約25センチを2本)。
▽作り方
(1)表布に型紙を置いて切る。型紙を裏返し、もう1枚切る。裏布も同様に切る(計4枚の布パーツができる)。
(2)表布、裏布をそれぞれ中表で合わせ、カーブ部分を縫いしろ1センチで縫う。
(3)(2)で縫った縫いしろ部分に幅1センチの切り込みを入れ、割るようにしてアイロンをかける。
(4)表布と裏布を(2)で縫った箇所で中表で合わせ、まち針で留める。
(5)裏布の左右の端から端までを縫いしろ1センチで縫う(写真㋐)。
(6)筒状になった布を表に返し、アイロンをかける。
(7)左右にゴムの通し口を作る。まず1センチ折り、もう一度折る(写真㋑)。端を縫い、ゴムを通して完成。
プリーツ型ペーパーマスク
▽材料
キッチンペーパー、クッキングペーパー、不織布など1枚(縦20センチ、横20センチ程度)、ゴム(長さ約25センチを2本)、両面テープ(幅1センチ程度のもの)。
▽作り方
(1)上下部分の端を1センチほど折る。折った部分を両面テープで固定する。素材によっては縫って作ることも可能。
※両面テープで貼る際、上部分に柔らかい針金を入れておくと鼻とマスクの隙間を少なくすることができる。
(2)プリーツを作る。まず上下半分に折り、さらに半分に折る。できた3本の4等分線を山折りにして3段のプリーツを作る。クリップなどで留めながら作るとよい(写真㋒)。
(3)左右にゴムの通し口を作る。3センチ程度折り、端を両面テープで留める。最後にゴムを通して完成。横幅が大きい場合は切って調整する。
プリーツ型布マスク
▽材料
布(縦約30センチ、横約20センチ)、ゴム(長さ約25センチを2本)。
▽作り方
(1)プリーツを作る。4カ所の山折り部分を二重線の所まで寄せるようにして折り、アイロンをかける。
(2)しつけ糸やまち針などでプリーツを仮固定する。
(3)左右の端から2センチの所を縦に縫い、プリーツを固定する。
(4)上下部分を端から幅0・5センチで三つ折りにして縫う。
(5)左右にゴムの通し口を作る。まず1センチ折り、もう一度1センチ折る。端を縫い、ゴムを通して完成(写真㋓)。
山内会長のアドバイス 手持ちの布を活用
苫小牧消費者協会の山内幸子会長から、簡易マスクを作る際のアドバイスと、使用上の注意点を聞いた。
【アドバイス】
(1)ガーゼのほか、さらしや手拭い、ハンカチなどもマスクの材料にすることができます。たんすの中などで眠っている布を上手に活用しましょう。
(2)使い捨てマスクのゴムや鼻当て用の針金は、取っておくと手作りマスクに再利用できます。
(3)化粧で布マスクが汚れるのを防ぐため、顔とマスクの間にティッシュペーパーを1枚入れて使用することをお勧めします。
(4)最近はマスク専用のゴムも不足し、手に入りにくくなっています。平ゴムや帽子用ゴム、さらに細い毛糸を使った鎖編みなどでも代用できます。
【注意点】
(1)ウイルス感染を防ぐ効果を、手作りマスクに期待することはできません。「せきエチケットの補助」として活用しましょう。
(2)布製マスクは雑菌を繁殖させないよう、洗剤で洗濯してから塩素系漂白剤で消毒し、しっかりと乾燥させることが重要です。



























