新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、苫小牧市が今月4日から臨時休館してきた市内52の公共施設は、あす19日で当初予定していた休館期間を終える。各施設は20日の再開を見据え、消毒や清掃などの準備作業を粛々と進めるが感染拡大をめぐる情勢は予断を許さない状況で、休館期間が延長される可能性も。市は19日にも対策本部会議を開き、20日以降の方針を決める予定だ。
アブロス沼ノ端スポーツセンター(北栄町)は休館期間中、トレーニングルームや体育館など施設の清掃、消毒を徹底させた。プールの水を入れ替え、手すりに付着したカルキまで磨き、渡邉健太副館長は「いつでも利用者を迎えられる状態」と強調。再開の問い合わせは多い日で20件近く寄せられており、「新型コロナの終息を願っている。一日も早く市民の笑顔を見たい」と語った。
市立中央図書館(末広町)にも連日のように「いつ再開するのか」といった問い合わせがあり、岩城昌幸館長は「外出を控えて自宅で過ごす人が増え、図書の貸し出しニーズは高まっている」とみている。再開初日は入館者殺到を想定して、約30人の職員ほぼ全員が出勤できる態勢を組む考え。「再開が延期になった場合、インターネット上の電子図書館のPRに力を入れるなどし、自宅での読書活動をできる限り支援したい」と話している。
市美術博物館(同)も、29日まで予定している企画展「大正・昭和の鳥瞰図と空から見た昭和30年代の苫小牧」を中断しており、再開直後は入館者が急増すると予想。再開に併せ、市民が手掛けた昭和30年代の市街地を再現したミニチュア模型などを飾り、企画展を盛り上げたい考え。休館が延期された場合でも、企画展は29日で終えることにしている。
住吉コミュニティセンター(住吉町)は休館中、スタッフ7人で体育館や集会室、物品庫などをくまなく消毒した上、棚の裏など細かい部分まで掃除。壁の補修なども行った。19日までに施設全体を再度消毒する予定という。
堀川紅美館長は「再開時に気持ちよく使ってもらえるよう、少しでも館内を明るくしたい」と意気込んでいた。
















