新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、全国で入社式の中止や延期の決定が相次ぐ中、苫小牧市内の主な企業は予定通り、4月1日に入社式を行う見通しだ。道外の大手企業に比べ、規模が小さく、対象の絞り込みや時間の短縮などの対策を講じれば、式そのものの開催は可能と判断した。
市内最多約3400人の従業員を抱えるトヨタ自動車北海道(勇払)は50人程度を新規採用し、4月1日に入社式を予定する。同社は「式を中止した親会社とは規模が違うので、入社式そのものは行う予定」と説明。感染拡大の状況を踏まえ、式の進め方などは慎重に検討しているという。
同日、11人の新規採用者を迎え入れるアイシン北海道(柏原)も、式の進め方については検討中。担当者は「例年、管理監督者も含めて30~40人の出席だが、今年は半分程度を考えている。比較的大きなホールで換気などに配慮しながら行いたい」と話す。
苫小牧信用金庫(表町)の入庫式は同日、出席者を前年並みの20人程度と想定し、マスク着用や時間の短縮などを検討。5人程度を採用する苫小牧港開発(入船町)も、時間を短縮し、同日に入社式を行う予定だが今後の情勢次第で、内容を変更する可能性もあるという。
入社式をめぐっては、トヨタ自動車や日本航空、ソニー、イオンなど大手企業が、参加者の安全確保などを理由に中止や延期する方針を打ち出している。このうちトヨタ自動車は例年、愛知県の本社で1000人以上が出席して行われるが、初めての中止に踏み切った。
















