新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、鈴木直道知事による「緊急事態宣言」を終えてから初の週末を20日から迎えている。内容を緩和した外出自粛要請が続いているが、苫小牧市や近郊の観光施設などは人出も徐々に回復。20日には道の駅ウトナイ湖(植苗)も営業を再開するなど、日常の風景を取り戻しつつある。
道の駅は20日、市内外から買い物客などがひっきりなしに訪れ、普段の休日と比べて2割増しの約2400人が入場した。札幌から登別温泉に向かう途中で立ち寄った伊藤里美さん(42)は「道の駅はやっていないと不便。きのうまで休館していたことを知らなかったのでよかった」と喜んだ。
ラポラポラ食堂はほぼすべてのメニューをテークアウトでも対応し、海鮮パークはこの3連休の限定メニューを登場させるなど売り上げ確保に力。海鮮メニューを満喫した市内のぞみ町の岸邦俊さん(81)は「できるだけ外出しないようにしていたが、道の駅は伸び伸び過ごせるのでいい」と話していた。
ブランド豚「B1とんちゃん」の豚まんなどを販売するプレジールの佐藤晶子店長は「お客さまから『待ってたよ』と言われてうれしかった」と喜んだ。西村宏基駅長も「お客さまが来てくれてほっとした。普段の生活に戻ってくれたら」と話し、引き続き小まめな換気や消毒、スタッフのマスク着用など感染防止に力を入れる。
観光名所の支笏湖地域も20日はおおむね好天に恵まれ、人出は緊急事態宣言中と比べて回復の兆し。飲食店を営む支笏湖まつり実行委員長の福士國治さん(70)は「先週は本当に人が少なかった」と振り返りつつ、「まだまだ少ないが人出はある」と説明。一方で本格的な回復は「もう少し先かも」との見通しで、観光シーズンの幕開けを告げる4月の「湖水開き」は規模の縮小も検討している。
すし店を経営する小野寺政利さん(68)は9日から休業していたが、緊急事態宣言の終了に合わせて20日に営業を再開。客の入りは前年同期と比べて3割程度で「人は出ているが、外食を控える動きがある」と冷静に受け止めつつ、「この3連休は様子を見たい」と客足の回復を願った。
海の駅ぷらっとみなと市場(港町)も、緊急事態宣言中に2店舗が臨時休業していたが、20日までに再開。観光客などでにぎわう時間帯もあり、空知管内栗山町の猪熊侑子さん(81)は「3連休で天気もいいので久々に外出した」と笑顔で海産物を買い求めた。山本水産の山本英行会長(78)は「売り上げは少しずつ回復してきている」と胸をなで下ろした。
苫小牧市内のスーパーも客足は回復基調のもよう。フードD365Vian(日新町)は売り上げ、客足は一時落ち込んでいたが、20日は前年同期とほぼ同じまで回復し、橋本健太郎店長(39)は「これまでは来店の頻度を減らして買いだめする傾向が見られたが、徐々に緩和している印象」と分析している。
















