苫小牧市が市民霊園アンケート  樹木葬や散骨など新方式望む声多く、墓所の使用期限は6割超が理解

苫小牧市が市民霊園アンケート  樹木葬や散骨など新方式望む声多く、墓所の使用期限は6割超が理解

 苫小牧市は、昨年12月から今年1月にかけて行った市営霊園に関する市民アンケートの結果をまとめた。埋葬方法について樹木葬、散骨などの新たな方式を望む声が目立った。墓守不明の無縁墓化を防ぐため、墓所の使用期限を設定することについて、回答者の6割以上が理解を示した。

 アンケートは、市内在住の40歳以上を対象に2000人を無作為抽出して実施。14項目の質問と自由記述欄を設け、昨年12月下旬から約1カ月間行った。回収率は37・3%。

 現在、市営霊園では墓所(区画は3サイズ)を貸し出し、共同墓も用意しているが「将来的に望むこと」(複数回答可)で聞いたところ、「特に望むことはない」が40・6%。樹木や花を墓標に見立て、周囲に遺骨を埋葬する「樹木葬墓所」が30・4%、細かく砕いた遺骨を自然に帰す「散骨」が25・1%。使用期限後、共同墓に遺骨を移す期限付き墓所が20・6%、レンタル墓は4・4%だった。

 現在、利用している納骨施設(複数回答可)を尋ねたところ、市内の霊園墓所は43%、市外の霊園墓所が24%だった。市内の納骨堂は22%、市外の納骨堂は13・6%で、共同墓は市内2・9%、市外1・5%などとなっている。

 霊園墓所を使っていると答えた人には、遺骨を別の埋葬場所に移して墓を撤去する「墓じまい」の意向も質問。「次の世代に墓を引き継いでもらいたいので、墓じまいは考えていない」が最多で47・5%を占めた。

 「近い将来、墓じまいをしたい」は28・9%、「墓石の撤去費用が高いため、墓じまいに困っている」は7%、「現在、墓じまいの準備をしている」は1・8%だった。

 墓じまいを考えている人の約8割が「引き継ぐ者がいない」「引き継ぐ者に迷惑を掛けたくない」と回答した。

 墓地の無縁墓化防止策としての墓所の使用期限導入については、「やむを得ない」「期限ごとに更新できれば、構わない」「積極的に取り入れるべき」と希望に濃淡があるが、6割以上が導入に前向きな結果となった。

 市は「一般墓所の需要が低下する中、ニーズを踏まえ、本市に適した埋葬方法を慎重に検討したい」としている。

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