道と札幌市は8日、30~90代の男女10人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者が10人以上となるのは、3月12日以来、27日ぶり。千歳市のグループホーム入所者2人が感染したほか、留萌管内で初めての感染者も確認。道内の感染者は延べ208人(実人数205人)となった。
同日は午前に札幌市が北海道大学病院の医師ら4人の感染を確認したのに続き、午後から道が▽千歳市の80代の無職女性▽同市の70代の無職女性▽上川管内の50代の会社員男性▽同管内の30代の女性(職業非公表)▽留萌市の40代の医療機関職員女性▽オホーツク管内の90代の無職男性―の6人の感染を発表した。
千歳市の2人は、グループホーム「ぬくもりの里」の入所者。70代の女性は3月29日に発熱し、管内の医療機関を受診して入院後、8日のPCR検査で陽性が判明した。指定医療機関入院を調整中だが、酸素吸入が必要な重症という。
80代の女性は3月31日に発熱、倦怠(けんたい)感を訴え、3日に管内の医療機関を受診し入院。8日の検査で陽性が判明した。指定医療機関に入院しているが、軽症という。道はクラスター(感染集団)の可能性があるとみて、他の入所者と職員計35人のPCR検査を行っている。
管内初の感染者となった留萌市の女性は、3月20日に東京都内のライブハウスに1時間程度滞在していたという。同日の出演者や客の中からすでに複数の感染者が出ており、道ではライブハウスが感染経路となった可能性が高いとみている。
鈴木直道知事は7日の記者会見で、再び全道的に外出自粛を要請する場合の基準として「新規感染者が連続して2桁の日が発生」「新規感染者の多数が感染経路不明」などを示している。
約1カ月ぶりに2桁台の感染を確認したほか、10人のうち大半の感染経路をたどれておらず、道は警戒感を強めている。
















