市施設に初のピッチングマシン TOMASEIHDの寄付活用

市施設に初のピッチングマシン TOMASEIHDの寄付活用
設置されたピッチングマシンを興味深げに見詰める飛翔スワローズの選手たち=7日、矢代スポーツセンター

 苫小牧市のアブロス矢代スポーツセンターに7日、野球練習用のピッチングマシン一式が設置された。生活環境事業などを展開する苫小牧のTOMASEIホールディングス(柳町)がスポーツ施設費指定として市に寄付した100万円を、市が活用した。市内のスポーツ施設にピッチングマシンが導入されるのは初めて。

 TOMASEIから市への寄付は3月に行われた。市は子ども向けスケート練習用の防具一式(ヘルメットと肘・膝当て)40セットの購入にも充て、ネピアアイスアリーナで活用してもらう。

 ピッチングマシンは軟式球専用で11日から一般利用者への供用を開始する。これに先立ち、7日には市内野球少年団の飛翔スワローズの選手らが実地に体験。選手の山口雄樹君(12)は「実践的な練習ができて試合に向けた対策ができる。打率向上に役立てたい」と語った。

 マシンは最速130キロの球や変化球への対応も可能。同センターでは、準備と片付けは利用者自身が行うことになっており、マシンの操作経験がある人に利用は限られる。このため、幅広い人たちが利用できるようにマシンの操作説明会を12月14日午前11時から開催する。問い合わせは同センター 電話0144(74)4777。

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