記者コラム 長寿

記者コラム 長寿

 今春、身近な存在が立て続けに長寿祝いを迎えた。

 1人は、小生の祖父の妹。米の字を分解すると漢数字の「八十八」にできることに由来する、88歳の米寿を迎えた。「あっという間だったね」としみじみ語る。

 低出生体重児で生まれたという。「両親が助産師から『この子は長く生きない』と言われて、数日、出生届の提出を見送ったんだよ」。逸話を親戚らに披露するたび、「その人がきょうまで元気なんだから」と突っ込まれるのは笑い話だ。

 2018年と19年に2度の心臓手術を乗り越え、より丈夫な体を手に入れた。昨年は三重や青森へ一緒に旅行もした。これからも一日でも多く同じ時間を過ごしたい。

 さて、もう一人の主人公は70歳の「古希」を迎えた。古代唐の詩人・杜甫(とほ)の詩の一節に由来する節目の一つだ。

 今年、難病が発覚するも至って元気。小生が記者になるきっかけをくれたキーパーソンは自宅を訪ねるたび、ゆったりとした口調で当社の秘話を聞かせてくれる。次の長寿祝いは77歳の喜寿。その3年後には80歳の傘寿も待ち受ける。先述の米寿まではあと18年。でも大丈夫。「あっという間」だから。(北)

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