JR苫小牧駅南口の旧商業施設「駅前プラザエガオ」をめぐる訴訟で、1審判決を不服として札幌高等裁判所に2月下旬に控訴した苫小牧市は17日付で、控訴理由書を提出した。2審は5月27日午後2時から同高裁で始まる見通しだ。
市は、主な控訴理由として保全管理人の要請に基づき、公共的見地から土地と建物の権利集約に関わったことが1審判決で考慮されなかったと強調。さらに、原告が旧エガオの運営会社が経営破綻して建物の廃虚化が明らかになってから土地を取得し、土地の補償を求めていることに対し、「権利の乱用」を主張する方針だ。
3月下旬、市役所で記者会見した岩倉博文市長は「地主から家賃を払えと言われ、法律的に成立するのも分かる」としながら「建物は市の所有と言っても破産手続きの中で所有したもの」と指摘。そうした背景を含めた見解を裁判所に確認したい考えを示している。
同訴訟は、ビルが立つ土地の一部の権利者1人が建物の所有者である市に賃料相当分などの損害賠償を求め、提訴した。1審判決は原告側が全面的に勝訴し、賃料相当分など583万円の支払いが市に命じられた。
















