苫小牧市は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて20日から5月6日までの17日間、市立中央図書館やコミュニティセンターなど、証明取扱所や出張所を除く市内の公共施設を原則休館とした。2度目の臨時措置に対し、市民からは緊急事態への理解を示す声が多く上がった。
苫小牧市立中央図書館では17日、政府が緊急事態宣言の対象地域を拡大したとする報道を聞いた市民から開館状況などを確認する電話が集中。その数は80件近くに上った。館内では長期休館に備えて本を借りようとする読書好きの市民らで一時混雑も見られた。
「週に1度、息子の絵本を借りている」という市内栄町の教員佐藤愛美さん(28)は、臨時休館を見越して来館。子育て支援センターなどの公共施設も利用しているといい、「休館は困るけれどどうにもできない。なるべく外出を控え、事態が収まるまで耐えるしかないですね」と話した。
市内豊川町のパート従業員土田由一さん(68)は「世界的に感染が広がっているので、施設の一時閉鎖は賛成。休みの間は新聞や本を読んで過ごしたい」と理解を示した。
岩城昌幸館長は「自粛が長期化しているが、読書を楽しみながら気を紛らわせてほしい」と話した。
市内のコミセンでは突然の臨時休館に残念がる声が広がった。のぞみコミセンや市文化交流センターでフラダンス、民踊などのクラブ活動を楽しむ市内明徳町の無職伊藤トシさん(83)。2度目の臨時休館に「仲間と交流できないのが悲しい。休館中は家で裁縫などをしながら過ごしたい」と語る。
市内しらかば町の無職星雅博さん(71)も休館措置に理解を示し、「運動や読書など一人でもできることはたくさんある。自宅で楽しみを見つけながら過ごしたい」と前向きな気持ちを示していた。
















