苫小牧市内のスーパーやコンビニなどで、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として透明ビニールをレジカウンター前に設置する動きが広がっている。張り紙や店内放送で人と人との距離を空ける「ソーシャルディスタンシング」を呼び掛ける店舗も。普段と違う光景に驚く人もいるが、利用客からは「レジ前は従業員との距離が近くなるので予防効果はあると思う」と安心する声も出ている。
コープさっぽろ(本部札幌市)は従業員と買い物客が向き合った際の飛沫(ひまつ)感染を防止するため、道内全107店舗でレジカウンターに透明シート「レジガード」を導入。購入商品の価格を読み上げる対応も中止した。
ステイ店=苫小牧市三光町=の食品売り場では、18日から金属製スタンドにつるした透明シート(縦42センチ、横89センチ)をレジ前に設置。お金の受け渡しはシートの下から行っている。サービスカウンターでも同様の措置を講じている。
同店を利用した主婦の松本妙子さん(66)=市内美園町=は「不便さはなく、シートがあることでお互いに安心できる。いい対策だと思う」と語る。國井晃店長は「不都合もあると思うが感染防止のため協力をお願いしたい」と理解を呼び掛けた。
セブンイレブン木場町店も今月8日から、120センチ四方の透明シートを2台のレジ上の天井からつるして対応。イートインスペースも封鎖し、1時間置きに買い物籠や客が触れる手すり、ATM(現金自動預払機)の操作画面などのアルコール消毒も行う。
戸草内勝生店長によると、対策前から飛沫感染への不安な声が従業員から出ていたといい、「シート越しでお客さまの顔が見えにくい場合もあるが、『安全で安心』という感想が多い。当面はこの対応を続ける」と話した。
ホームセンターやドラッグストアでは、閉店時間の前倒しや店内トイレに設置している送風式手指乾燥機の利用停止、精算時にトレーを介して現金を受け渡すなど、ウイルス感染防止に向けた対策や工夫が進んでいる。
















