新千歳国際線の全休続く 再開めど立たず、長期化も

新千歳国際線の全休続く 再開めど立たず、長期化も

 新千歳空港の国際線は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月下旬から就航便数ゼロが継続している。4月は全休で、5月についても運航再開のめどは立っていない。

 新千歳では、1月下旬に中国政府が海外団体旅行を規制して以降、国際線の航空旅客が激減。日本政府も3月上旬に中国便の発着を成田、関西空港に限定し、各国に海外渡航や出入国を制限する動きが広がった。

 3月26日夜にハワイアン航空がホノルル便を運航したのを最後に、同空港は国際線18路線の全休状態が続いている。海外航空会社の間では「5月も国際便の運航はない」との見方が根強い。

 航空各社が国土交通省に提出した、同空港国際線の夏ダイヤ(3月の最終日曜日から、10月最終日曜日直前の土曜日までの7カ月間)の第1週の運航計画は、2017年が週144便、18年は同169便、19年は同214便と年々増加していた。

 しかし、3月29日に始まった20年夏季ダイヤの第1週は、各社が運航なしのゼロ便で提出。一部の海外航空会社は今月中旬以降の運航計画をいったん提出するも、取りやめている。

 国交省新千歳空港事務所は「海外でも新型コロナウイルスは沈静化しておらず、航空ダイヤが落ち着く時期は分からない。今の状況だと5月以降も(運航は)厳しいかもしれない」と話す。

 札幌出入国在留管理局千歳苫小牧出張所のまとめによると、19年4月の新千歳国際線の入出港機数は前年同月比16%増の953機、出入国者数は9%増の27万2700人。これに対し、今年は3月の実績で入出港機が前年同月比84%減の157機、出入国者は95・2%減の1万6200人まで減っていた。

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