住宅メーカーの北海道セキスイハイム=札幌市北区=が、先月行われた道有財産売却に係る一般競争入札で、道立苫小牧高等技術専門学院(MONOテク苫小牧)=苫小牧市新開町=の敷地の一部、約2万平方メートルを5億3581万6000円で落札していたことが分かった。同社は今後、宅地として81区画に分譲し、売り出す考えだ。
道が売却したのは同学院敷地内のグラウンド部分。近年は体育の授業でも使用する機会がなく、3月18日に学院内で行われた一般競争入札に市内外の住宅会社など6社が参加し、道セキスイハイムが最高額で落札した。登記上の面積は1万9990・99平方メートル。最低売却価格は2億3589万円だった。
同社道南支店は購入した土地について、大型商業施設のイオンモール苫小牧や小中学校に近い利点などを挙げ「買い物に便利で、立地条件から非常に人気の地区」と強調。ファミリー層の需要を見込んでいる。
同エリアは近年、宅地需要が高まる中で開発が進んでおり、グラウンド周辺は「最後の好立地」と注目されていた。同社は市の開発許可が下り次第造成に着手。竣工(しゅんこう)は来春を予定している。
同学院は、苫小牧職業訓練所として1965年12月、市内日吉町に開設。87年に現在地に移転し、88年に今の名称になった。自動車整備や電気工事などものづくり分野で活躍する人材の育成を進めており、17年度から訓練課程が1年制から2年制になっている。19年度修了生の就職率は100%。
一方、入学者数は低迷しており、17年度17人、18年度15人、19年度8人と減少傾向が続く。20年度は定員30人に対し入学したのは5人だった。



















