19年労災500件切る 苫労基署

19年労災500件切る 苫労基署

 苫小牧労働基準監督署は、2019年に管内(東胆振1市4町と千歳市)で発生した労働災害件数をまとめた。死亡および休業4日以上は前年比29件減の494件で、3年ぶりに500件を下回った。死亡労災は同1件減の3件と、09年以降で11年に並び最少だった。

 死亡および休業4日以上の労災を業種別に見ると、製造業110件(同14件増)、道路貨物運送業73件(同10件減)、建設業59件(同7件減)など。発生原因は転倒136件(同13件減)、墜落・転落77件(同17件減)、動作の反動・無理な動作が62件(同6件増)の順に多い。

 死亡労災は製造業で2件、建設業で1件。タンク内に落下しおぼれる、フォークリフトに巻き込まれるといった事故のほか、作業者の持病によるものもあった。

 労災の減少について、同署の担当者は「建設業を重点に労災防止運動に力を入れたのが功を奏したのでは」と分析する。19年は胆振東部地震の災害復旧工事で、事業場数が前年比で100以上増加。対して、署員が現場を直接巡回するなどの積極的な啓発活動により、建設業の労災自体は同10・6%減少した。

 同署は、春先に多いドライバーのスピード超過による交通労働災害を警戒し、「パトロールなどの啓発活動を行い、労災防止につなげたい」と話している。

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