JR北海道は28日、2019年度3月期連結決算を発表した。運賃改定やコスト削減により昨年12月までは増収となっていたが、2月以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて売り上げが激減。営業損失は426億円に上り、経常損益は過去最大の135億円の赤字になった。ただ、国からの支援などにより19億円の当期純利益を計上し、4期ぶりの黒字となった。
売上高は前期比2・2%減の1672億円で、営業費用は1・5%減の2099億円、営業利益の赤字幅は7期連続で拡大した。営業外利益は経営安定基金の運用益が円安により計画を上回るなどして290億円となったものの、本業の損失を埋めることはできず、経常利益は4期連続の赤字となった。
19年度から国や道、関係自治体からの支援金213億円を特別損益として計上。金額も計画より上振れし、純利益は黒字となった。
新型コロナウイルスの影響は、JR北単体で42億円、グループ会社が8億円、グループ全体で50億円の減益となった。
同社の綿貫泰之常務は「経常損失は過去最大という事実を、会社として一番厳しく受け止めなければならない」とし、「今、取り組んでいる減便、減車の期間延長などを含め社内で対策を検討している。国にも、固定資産税の減免も含めてお願いしていきたい」と述べた。
来期の業績予想は新型コロナウイルス感染の影響が見通せないとし、発表を見送った。
















