苫緑小5年の氏井さん 「今自分ができることを」 布マスク寄付活動進める

苫緑小5年の氏井さん 「今自分ができることを」 布マスク寄付活動進める
布マスクを手作りしている氏井結菜さん(左)と妹の里菜ちゃん

 苫小牧緑小学校5年生の氏井結菜さん(10)が新型コロナウイルス感染拡大防止のための布マスクを手作りし、市内のこども食堂に寄付する活動を進めている。山梨県の女子中学生の活動を参考に「今、自分ができることをしたい」と3月中旬から作業を始め、これまでに寄付した数は200枚以上。休校期間中は勉強と両立させながら続けるつもりで「ウイルスが収まるまではマスク作りを続けたい」と話している。

 布マスクを贈るきっかけになったのは3月中旬に見たテレビニュース。山梨県の女子中学生が手作りマスクを県に寄付する活動を目にし、母親からも勧められて「自分にもできるかも」と一念発起。自宅にあった布を使ってマスク作りをスタートさせた。

 最初に作ったのは平面マスク。実際に使ってみて「着け心地をもっと良くしたい」と考え、苫小牧民報の紙面で紹介された型紙を使い、立体マスク作りに挑戦した。母親からミシンの使い方を教わりながら毎日作業に打ち込み、3月25日までに30枚が完成したという。

 氏井さんが手作りマスクを届けているのは音羽町のこども食堂「木と風の香り」。以前から利用していたが、2月27日に最初の臨時休校が始まってからは訪れる機会が増えていたといい、「いつもお世話になっているから」と寄付することを決めた。

 その後もこつこつとマスク作りを続け、祖母や周りの大人の協力を得ながら布を確保。手作り需要の高まりで市販のゴムひもが手に入りにくくなり、白色のストッキングを代用するなど工夫を凝らしながら製作し、こども食堂に届けている。最近は妹の里菜ちゃん(5)も作業に参加し、姉妹で力を合わせて必要としている人のために心を込めてマスクを作っているという。

 こども食堂では休校期間中の5月6日まで午前11時~午後2時に軽食を配布。マスクもこの時間帯に1人1枚配布しており、多くの人に喜ばれている。

 市内の小中学校は今月20日から二度目の臨時休校に入り、「早く学校に行きたいけど今は仕方がない」と話す氏井さん。休み期間中はマスク作りに力を注ぐ考えだ。

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