2019年刑法犯認知件数 過去10年で最少 車上荒らし、空き巣は増加 苫小牧署

2019年刑法犯認知件数 過去10年で最少 車上荒らし、空き巣は増加 苫小牧署

 苫小牧署が認知した2019年の管内(東胆振1市4町)刑法犯の件数は1170件(前年比72件減)で、2010年以降の10年で最も少なかった。このうち全体の66・1%を占める窃盗犯も同55件減の774件となった。一方で車上荒らしや空き巣は増加しており、同署は住宅や車両、車庫などの施錠の徹底や、カメラやセンサーライトなど防犯装置の設置を呼び掛ける。

 認知件数のうち最も多かった窃盗犯774件の内訳で、上位の自転車盗159件(前年比26件減)、万引き158件(同33件減)は前年から減少した一方、車上荒らし125件(同12件増)、ひったくりやすりなどの非侵入盗その他118件(同9件増)、空き巣54件(同24件増)は増加した。

 同署生活安全課によると、車上荒らしは自宅や仕事場の契約駐車場などでの被害が目立ち、約3割は無施錠の車両が狙われた。窓ガラスを割って助手席や運転席に置かれた貴重品が盗まれる手口が多く、若狭秀次課長は「車両の施錠だけでなく貴重品を車内に置かないことが大切」と訴える。

 空き巣については、犯人の傾向として「注目を浴びたり、面倒な事態を嫌うことからセンサーライトや防犯カメラ、補助錠の設置が有効」と話す。被害を防ぐため、自動車や玄関、外出時の窓などの施錠徹底を強く呼び掛ける。

 減少傾向にあるとはいえ、依然多い自転車盗にも目を光らせる。被害の半数が中高生で、ほとんどが無施錠であることから、二つ以上の錠を掛けるツーロック運動を提唱し、管内の中学、高校を通じて啓発チラシを配布する考え。

 このほか暴行や傷害などの粗暴犯が138件(同21件減)、特殊詐欺などの知能犯が52件(同24件増)、強制わいせつなどの風俗犯が前年と同数の20件、強盗などの凶悪犯が9件(同3件増)となった。

 若狭課長は「犯罪件数減を更新できたのは良かったが、増えた犯罪もある。今後も検挙率の向上、犯罪抑止に向けた積極的な啓発活動に力を入れる」と話している。

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